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“ビーチにサンタ”“妖精エルフ” 日本と海外、クリスマスの過ごし方の違い

日本と海外、クリスマスの過ごし方の違い(写真はイメージ) [拡大する]

日本と海外、クリスマスの過ごし方の違い(写真はイメージ)

 最近、日本ではハロウィンを楽しむ人が増えたが、やはり今でもクリスマスは特別。この時期になると、街中はイルミネーションで彩られ、家ではツリーを飾る。パーティーでは大きなケーキやチキンを食べて、恋人や友人、家族と楽しく過ごす…。そんな過ごし方が日本では定番。海外のクリスマスはどうだろう。最近の流行も含めて、紹介しよう。

【1】ベレンを飾るスペインのクリスマス
 筆者の住むスペインはカトリックの国。11月の最終週になると、街の通りにきれいなイルミネーションが飾られる。スペインではクリスマスツリーでなく、ベレンというキリストの生誕の場面を描いた箱庭人形を飾る。12月に入れば、クリスマスマーケットがいろいろな街で開かれ、そこで箱庭を作るためのいろいろなパーツを毎年買い足していくのが、各家庭の楽しみ。家庭で飾るのはもちろんのこと、市役所前の広場など野外でも飾られる。

【2】サンタクロースではなく、東方の三賢士
 スペインではサンタクロースではなく、1月5日の夜に“東方の三賢士”という3人の王様がプレゼントを持ってくる。1月6日が「東方の三賢士の日(公現祭)」という祝日であり、前夜祭として5日の夕方から夜にかけてスペイン各地では東方の三賢士のパレードが行われる。6日の朝にプレゼントを開けると、その翌日に冬休みが終わってしまうため、伝統を無視してサンタクロースにプレゼントをお願いする家庭も最近は増えてきている。スペインではこの1月6日までが「クリスマス」とされる。

【3】アドベントカレンダーを楽しむ子どもたち
 スペインの近年のクリスマスの流行としては、スーパーで11月半ばになると売りに出される「アドベントカレンダー(Advent calendar)」。これは、ドイツが発祥とされ、イギリスやオーストリア、フランスなどヨーロッパ各国での習慣である。12月1日から24日までの小さな扉がついている日めくりカレンダーで、その中にはチョコや飴など小さなお菓子などが入っている。クリスマス前の子どもたちの毎朝の小さな楽しみである。

【4】アメリカのクリスマス前の子どもたちの楽しみ
 アメリカには「棚の上のエルフ(the Elf on the Shelf)」という妖精が存在する。エルフというのはクリスマスプレゼントを作ったり、ラッピングを手伝ったり、サンタクロースと一緒に仕事をしている小さな妖精。忙しいサンタクロースの代わりに、クリスマスまでの毎日、子どもたちがよい子にしているか北極からスパイしに来る。子どもが寝たら一度また北極に帰り、そして、次の日の朝にやってくる、という設定をもとに、毎朝親が“エルフ(人形やぬいぐるみ)”をテレビの横、台所など家のどこかに動かす。子どもが毎朝夢中になって探すこのエルフが、近年メキシコやフランスなどでもクリスマス前の新しい習慣となりつつある。

【5】オーストラリアの真夏のクリスマス
 南半球のオーストラリアでは12月は真夏である。「サンタクロース=冬」のイメージがあるが、オーストラリアのサンタクロースはビーチに現れて、水上スキーをしたりする。ただ、クリスマスは冬のもの、という概念はあるので、店の窓にはスプレーで雪をペイントしてあるのは不思議。

 もともと、クリスマスは宗教行事で、恋人たちのイベントではなく、家族のためのイベント。様々な国の習慣が、世界の違う地域で広まっていく。古くからの伝統を引き継ぎつつ、新しい習慣も取り入れられているのがおもしろい。

(中森 有紀)
スペイン・バルセロナ郊外在住。大学でスペイン現代史を専攻、在学中に1年間スペインに留学。大学卒業後、書店勤務と英語講師を経験した後バルセロナに移住。英語、スペイン語、カタルーニャ語、日本語の4ヶ国語を操る通訳&ライター。2児の母。趣味はサッカー観戦と肉まん作り。

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