2017年10月14日 08時20分
“面白い”は「funny」それとも「interesting」? 間違いやすい英単語5選
日本人か?勘違いしやすい、ちょっと注意か?必要な単語たち(写真はイメージ)
「面白い」と一言で言っても、「funny」と「interesting」ではニュアンスが違う。今回は、日本語に直すと似たような意味になってしまう、注意すべき形容詞を5組紹介。正しく使い分けをして、会話力のアップにつなげよう。
■funny/interesting
どちらも「面白い」と訳すことができるが、意味は全く違う。“funny” とは笑いを連想させる滑稽な「面白い」で、コメディーや映画・冗談などに対して使われることが多い。
“interesting” は「興味深い」という意味で、興味や関心に関わる単語だ。
<例文>
・This is one of the funniest movies I’ve ever seen!
これは今までに見た中で最も笑える映画の一つだ
・You brought up a very interesting topic.
とっても興味深いトピックを持ち出したね
■excited/exciting
「興奮している」なのか「興奮させるような」なのかを間違えやすいのが、この手の “−ed/−ing” の形容詞だ。主語(人)が「興奮している」と感じているなら “excited”、主語が何か「興奮させるような」ものであるなら、それは “exciting” だ。
その他、“bored/boring”、“interested/interesting”、“embarrassed/embarrassing” なども同じ理由で間違えやすいので要注意。
<例文>
・I’m so excited about becoming a father.
父親になることにとてもワクワクしている
・Are you going to be a dad? How exciting!
父親になるの?それはワクワクするね!
■close/near
位置的・時間的に「近い」という意味は同じだが、文法的に使い方が異なるのが “close” と “near” だ。
「〜に接近した」を “close” を使って表す場合、“close to 〜” となる。それに対して “near” には “to” が不要だ。さらに名詞を後ろに伴って「一番近くの〜」「近くの〜」を表す場合には通常、“nearest” や “nearby” を用いる。
<例文>
・My apartment is close to the city center.
私のアパートは町の中心に近い
・There’s a post office near my office.
オフィスの近くに郵便局があります
■ill/sick
「病気の」「具合が悪い」を表す場合にはどちらも同じように使えるが、アメリカ英語では “sick” を、イギリス英語では “ill” を使う傾向がある。
「吐きそう」「ムカムカする」には通常 “feel sick” が使われ、「車酔いした」は “carsick”、「船酔いした」は “seasick” で表す。また、名詞を後ろに伴って「病気の〜」を表す場合には “sick〜” しか使えない。(例:a sick child)
<例文>
・I’ve been sick/ill for the last week.
私はここ1週間病気です(具合が悪い)
・I always feel sick after drinking a glass of wine.
私はワインをグラス一杯飲むといつも気持ち悪くなる
■embarrassed/ashamed
「恥ずかしい」を表す時に混乱しやすいこれらの単語。“embarrassed” は「きまりが悪い」というニュアンスで、何かを間違えたり変なことを言って(して)しまったりした時などの「恥ずかしい」に使う。
それに対して “ashamed” は道徳的に恥ずべきことや、良心の呵責から「恥ずかしい」と思うこと、「恥じている」気持ちに使う、重い意味を持った単語だ。
<例文>
・I was so embarrassed when I fell in front of people.
人前で転んでとても恥ずかしかった
・I’m ashamed that I stole his money.
彼のお金を盗んだことを恥じている
記事/日刊英語ライフ
ニュージーランドを拠点に活動するYoko Osadaによる英語コラムサイト(https://kiwi-english.net/)。ネイティブから学んだ使える英語と多くの人がひっかかりそうな文法・フレーズなどを「簡単に分かりやすく」日刊で紹介している。
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