2012年10月19日 16時29分
TOEIC苦手英単語・熟語ランキング、句動詞が半数を占める
セレゴ・ジャパンがTOEIC600点を目指すユーザーを対象に行った『苦手英単語・熟語トップ10』
きょう10月19日は英語コミュニケーション能力検定・TOEICを日本で実施する国際ビジネスコミュニケーション協会が制定した「TOEICの日」。英語学習サービス『iKnow!』を展開しているセレゴ・ジャパンは同日、同検定で600点・800点を目指す計7万8453人の学習データをもとにした『苦手英単語・熟語トップ10』を発表した。
TOEIC 600点を目指す5万2020人のユーザーを対象にしたランキングで1位に入ったのは【cautious(慎重な)】。2位は【push for(〜を得ようと努める)】、3位は【live up to (〜に応える、沿う)】。800点を目指すユーザー2万6433人のデータから出た苦手な英単語・熟語の1位は【pull off (〜を成し遂げる、成功する)】。2位は【pass up(機会など)を見送る、逃す)】で、3位は【straighten out(〜を解決する)】だった。
800点を目指すとなると単語の語彙レベルも高くなるものの、両ランキングで特徴的なのはTOP10の約半数が句動詞であること。それについて同社は「句動詞の習得が困難な理由は、“知っている単語が邪魔をする”から」と分析。600点以上のランキングで3位に入った「live up to」も、「liveという単独の動詞から意味を引き出そうとすると“〜に応える、沿う”という答えにはとてもたどり着けません」(同社)。
また、形容詞と副詞を苦手にしている人が多いことを挙げ「TOEICは、単に英単語の意味を答えるテストではないため、特に単独では覚えにくい句動詞、形容詞、副詞は文脈の中でその活用法を学ぶ必要があります」とアドバイスしている。