2015年07月01日 08時20分
いくつ知ってる? カナダの「オモシロ野菜」7つ
スパゲティ・スカッシュ(Spaghetti Squash)。日本ではキンシウリ
誰もが知っているように、日本と海外では、食文化一つとっても大きく異なる。そういったこともあり、海外のスーパーマーケットには、日本ではほとんど見かけることのない珍しい野菜が多々ある。そこで今回は、カナダのスーパーマーケットにある珍しい野菜を紹介する。留学や海外赴任などの可能性がある人は、ぜひ知っておくといいだろう。
【1】Spaghetti Squash(キンシウリ)
一年生の西洋カボチャの一変種。アメリカ大陸が原産で食べる際は加熱する。「Spaghetti Squash(スパゲティ・スカッシュ)」という変わった名前が付いているが、茹でて調理すると、身がほぐれ、スパゲッティのように麺状になることに由来する。日本でも食用として栽培されているが、あまり見かけることはない。
カナダ在住日本人によると、北米の人々は、ウリもカボチャも特に区別せず、基本的にはグリルもしくは蒸すという同様の調理法で料理している。同じカボチャでも、種類によって煮物やスープに使い分ける繊細な日本式の料理法は、あまり得意ではないようだ。
【2】Swiss Chard(フダンソウ)
フダンソウ(不断草)は、ホウレンソウに似ているが比較的季節に関係なく利用できるので「不断草」と呼ばれる。葉はホウレンソウと同じように、おひたしや和え物に利用される。太い葉柄は煮たり炒めたりして食べる。
茎が真っ赤なので、かなり目を引く野菜だ。日本で言う菜っ葉の一種で、カナダではサラダや炒めものにして食べることが多い。
【3】Tuscan Melon(トスカナメロン)
名前の通り、イタリア・トスカーナ産のメロンで、ヨーロッパやアメリカで食されている。ラグビーボール型でスイカのような緑の縦縞が特徴的だ。タネはカボチャに似ており、味は日本のメロンと同様に甘い。
スイカ似の出で立ちとメロンの網目模様が混ざっているので、初見では珍しく感じるだろう。ちなみに、カナダのスーパーには、このほかにも大きさ・形・模様が異なる様々なメロンがある。種類によっては、「Melon」ではなく「Cantaloupe(赤肉種のマスクメロン)」と呼ばれる。
【4】Turnip(ターニップ、ルタバガ)
「Turnip」は、「西洋カブ」という意味だが、実際はセイヨウアブラナの変種とされている。味はカブそのものだが、日本のカブに比べると水分が少なめで、煮込んでも煮崩れしない。
【5】Parsnip(パースニップ)
ヨーロッパ原産のニンジンに似た根菜。最近は、日本でも見かけることができる。ニンジンよりも強い独特の香りがあり、味はかなり甘くわずかな苦みがある。煮崩れしないため、ジャガイモやニンジンと一緒に煮込み、ポトフやシチューにするのが一般的だ。
【6】Kale(ケール)
青汁愛飲家なら聞いたことがあるだろう。栄養に富み、ビタミンの含有量は緑黄色野菜の中でも多く、青汁の材料として利用される。ケールはカナダでも大人気で、サラダ、スープ、チップスなど、加工品も販売されている。オーブンや電子レンジで加熱して、自分でチップスを作ることもできる。
【7】Kohlrabi(コールラビ)
不思議な形の根菜で、風味や食感はブロッコリーの茎やキャベツの芯にやや似ているが、果肉部の率が高いため、柔らかく甘みがある。生でサラダとして食べることもできるが、ロースト、スープ、蒸し野菜などにすることが多い。
海外旅行に行った際は、レストランばかりではなく、ぜひ地元のスーパーマーケットにも足を運んでみるといいだろう。日本ではお目に掛かれない、珍しい野菜や果物を発見できるので、楽しめるはずだ。
(記事/THE RYUGAKU)
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