カタカナ英語は英語習得の落とし穴に? 間違えやすいビジネス英単語

  • 間違えやすいビジネス英単語

 日本では、英語の意味をよく理解しないままに「カタカナ英語」として浸透している和製英語は数多く存在します。ビジネスシーンでも同様で、会議や商談の場では、様々なカタカナ英語が飛び交うことが度々です。もちろん、非常に便利に使える場合もありますが、正しいビジネス英語を身に着けるうえでは、障害になることも。

 そこで、英語学習コンテンツを提供するセレゴジャパンが発表した、ビジネス英語を学ぶ5万人の学習データを分析した「間違えやすいビジネス英単語・フレーズ ランキング」をチェック。うっかり陥りがちなカタカナ英語の落とし穴と、正しいビジネス英語の身に着け方のコツも、併せてみていきましょう。

>>英会話初心者が選んだ『英会話スクールランキング』

「カタカナ英語」に要注意! ビジネスに適切な正しい英単語の覚え方とは?

  同調査は、クラウド型英語学習サービス『iKnow!』の学習アルゴリズムを活用。ユーザーが覚えていると判断したタイミングで出題された復習クイズの中で、正答率が低い単語を「間違えやすい」として判断しています。今回発表された『間違えやすいビジネス英単語』の上位5つは、以下のとおりでした。

 1位に挙がったのは【remuneration(給料、報酬)】。サラリーマンという言葉があるように、毎月決められた日に支払われる報酬には「salary」を使う方がごく一般的といえ、「remuneration=報酬」は正式な場面や文書のみで使われるために、あまり知られていない英単語といえます。ビジネスでは、同じ意味を表すにも同僚との会話などカジュアルなシーン、契約書などのフォーマルしなシーンでは、使う語句違うことがあるので注意しましょう。

 「間違えやすい単語」、「間違えやすいフレーズ」を覚えてしまうことには以下の4つのポイントが挙げられます。

【その1】 カタカナ英語にまどわされてビジネスに適切な正しい英語の意味を覚えにくい
【その2】 日常会話とビジネス会話では言葉の意味が変わる
【その3】 フレーズの意味が、含まれる各単語の意味のコンビネーションと異なる
【その4】 同じビジネス環境でも会話する相手により使う単語が変わる

 ビジネスシーンにおける日本語でのコミュニケーションで、カタカナ英語が使われる頻度は今後もますます高まるでしょう。しかし、カタカナ英語は、実際に使われる英語とは意味が異なるケースが多いため、使い慣れてしまうと正しい英単語やフレーズを学ぶ障壁となりうることも、知っておきたいものです。
【調査概要】
調査対象:クラウド型英語学習サービス『iKnow!』で「ビジネス英語シリーズ (入門、基礎)」を学習した約5万人の学習データを分析。
調査期間:2011年1月27日〜2014年2月28日までの学習履歴データ
オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

\ 3,232人が選んだ /
英会話スクールランキングを見る