「これからやってみたい人が17%」 プロが教える、オンライン英会話の上手な使い方
まずは無料でレッスンを体験するのが大事
「現在、オンライン英会話を提供するスクールは国内に200以上ある」(産経ヒューマンラーニング株式会社(産経Online英会話) サービス開発推進部 マネージャー星澤美衣氏)といわれているが、毎回自分で講師を選んで受講する「自由予約制」に加え、講師や曜日、時間を決めて定期的に受講する「担任制」を導入している英会話イーオンや、日本人・ネイティブスピーカーを含む世界83カ国の講師を揃え、24時間365日いつでもレッスンを受けられるDMM英会話など、各社によって特徴はさまざま。選ぶときは何に着目したらいいのだろうか?
「大切なのは、各社が提供しているサービスを吟味し、自分の目的に合ったものを選ぶことです。弊社は4倍速で英語脳を育てるカランメソッドの数少ない正式認定校で、講師全員に国際的な英語教授資格TESOLの取得を義務付けています。それにより、質の高いレッスンを提供していますので、〈話す力〉を最も効率よく身に付けたい方に最適です」(株式会社QQ English 代表取締役 藤岡頼光氏)
「インターネット回線の速さは重要です。せっかく予約して準備していたのに、接続できなかったり、音声が途切れてしまったりすると時間の無駄ですし、集中力も途切れてしまいますからね。弊社では、Web会議サービスのV-CUBEを使用し、安定した環境で受講していただけます。また、システムサポート専任の日本人スタッフが待機しており、回線のトラブルの際にサポートしています」(英会話イーオン(イーオン・オンラインレッスン) 広報課 伊藤愛氏)
「自分に合う講師を見つけられるかどうかが最も重要だと考えています。できるだけ講師の多いサービスを選ぶと、見つけやすくなると思います」(DMM英会話 広報 平理沙子氏)
ほとんどのスクールが無料体験レッスンを提供しているので、まずは幾つかの英会話スクールに登録して、実際に受講してみるといいだろう。
「無料体験レッスンでは、講師との相性に加えて、教材のレベルや使いやすさも見極めるといいと思います。また、運営母体についても確認し、安心して利用できるかどうか判断していただければと思います」(産経Online英会話/星澤氏)
レッスンを受ける前には事前準備を
「スカイプの音声チェックや会話のネタなどの事前準備をしておくことです」(株式会社アンフープ(オンライン英会話hanaso) クリエイティブディレクター 漆畑努氏)
「どの講師にも自己紹介をしますし、また英語を学ぶ目的を最初に聞かれますので、前もって考えておくとレッスンがスムーズに進みます」(DMM英会話/平氏)
「間違うことも含めて、レッスンを楽しんでください。先生の言葉が聞き取れない場合は、恥ずかしがらずに『わかりません』『もう一度言ってください』とお願いすることも大切です」(QQ English/藤岡氏)
フリートークやテキストレッスンのほか、話したいトピックを事前に選べるなど、さまざまな学び方のメニューが揃うのもオンライン英会話の特徴。「英会話ができるようになるためには、『英語で話すって楽しい!』と感じられる体験をすることです。手軽な価格で、好きな時間に、さまざまな国々の講師とつながれるツールとして、オンライン英会話は最適だと思います。そのためにも、ぜひさまざまな講師と、友達のようにいろいろな話をしてみてください」(DMM英会話/平氏)
「オンライン英会話に興味のある人は、まずスカイプをつないで体験することが大事」というのが、英会話スクールの共通の回答。200以上もあると言われているオンライン英会話のスクール。まずは勇気を出して、気になったスクールのレッスンから体験してみよう。
【編集/さくら編集工房 文/河上いつ子 校閲/田仲典子(株式会社ぷれす)】
【調査概要】
調査期間:2017年5月26日〜5月31日
調査対象:107件(自社アンケート20代、30代、40代、50代以上の男女)
調査条件:英会話に興味のある人
調査地域:関東地区
調査方法:インターネット調査
調査機関:oricon ME