今すぐ使える英語が身に付く!〜英会話基本フレーズ集から勉強法まで〜

 英会話に興味がある人であれば、おそらくほとんどの人が「英会話のフレーズ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「Phrase(フレーズ)」とは「言い回し」や「成句」という意味で、基本的には「How are you?」などの、「いくつかの単語」が集まったものです。この英会話をフレーズで学ぶ方法は、これから英語を始めようと思っている人だけでなく、すでに英語を勉強中の人にも大変おすすめの勉強法です。

 英会話のフレーズを覚えることのメリットやデメリット、勉強のコツ、便利な英会話フレーズ集と、勉強アイテムの活用方法を紹介します。英会話のフレーズに興味がある人も、どのように英語を勉強しようか模索中の人も、ぜひ参考にしてみてください。
 初心者から中〜上級者まで、幅広い英語レベルの人におすすめな英会話のフレーズ学習。なぜおすすめなのか、注意する点や勉強のコツも含めて見ていきましょう。

【英会話のフレーズを覚えるメリット】
 フレーズを覚えるメリットは、なんといっても「すぐに使える」ことです。文法や単語の勉強は英語力の土台になりますが、使いこなすまでに少し時間がかかります。会話の中で、覚えた文法や単語を使って一から文章を組み立てていると、時間がかかるばかりか会話に置いて行かれることも。その点フレーズは「組み立てる」という作業をしなくても、適切な場面で反射的に使うことができます。

 また、英語に慣れるまでは、頭の中で日本語と英語を訳しながら会話する人も多いはず。しかし、言語の違いから不自然な英語や日本語訳が必ず生まれてしまいます。フレーズなら「この場面でこう言いたい時はこのフレーズ」と覚えるだけで、自然な英語を使えるようになるのです。

【英会話のフレーズを覚えるデメリット】
 英会話フレーズの学習はとても便利な勉強法ですが、少ないながらもデメリットはあります。フレーズを丸暗記すると、使える場面が限定されてしまい、少し違ったことを言いたくても、フレーズを作り変えることができないなど、応用がきかなくなりがちです。

【英会話フレーズを勉強するコツ】
 まずは自分に関係する場面での英会話フレーズを覚えましょう。実際に使えそうな「短めのフレーズ」から覚え始めるのがポイントです。頭の中で暗唱するのではなく、何度も繰り返し音読します。実際の場面を思い浮かべながら、ジェスチャーを交え体全体で覚えるのがおすすめです。

 フレーズと並行して文法や単語を勉強すると、フレーズの仕組みもわかるようになります。仕組みがわかれば、理解が深まると同時に応用がきくようになり、フレーズを覚えて使うのがもっと楽しくなります。
<旅行>
空港・ホテル・レストランなど、場面が想定しやすい旅行英会話のフレーズ
同じフレーズを繰り返し使うので、定着しやすいです。

I’ll be staying for 7 days.

7日間滞在します。

I’d like to check in.

チェックインをお願いします。

Could I see a menu?

メニューを見たいのですが。

<ビジネス>
同僚との会話から、電話、メール、会議など、さまざまな英語力を求められるビジネスシーンでのフレーズ
まずはフォーマルな言い方から覚えましょう。

May I have your name, please?

お名前をいただけますか?

Pardon?

何とおっしゃいましたか?

Sorry to interrupt, but…

お話の途中、申し訳ありませんが…

<日常会話>
様々な場面や話題がある日常英会話でのフレーズ
自分の生活の中ですぐに使えそうなフレーズから覚えます。独り言で練習するのもおすすめです。

Long time no see!

久しぶり!

That makes sense.

そういうことか。

I miss you.

あなたが恋しい。

<使用頻度の高いフレーズ>
相槌(あいづち)のフレーズ
短めなので覚えやすく、相槌のバリエーションを増やせば、会話がよりスムーズになります。

I see.

なるほど。

I got it.

わかりました。

That’s true.

そうですよね。

I guess.

そう思います。

<覚えておけば安心なフレーズ>
聞き返しや困ったときに使えるフレーズ
どんな場面でも必ず役立つフレーズです。覚えておけば、いざという時にも安心です。

Could you say that again, please?

もう一度言っていただけますか?

Could you speak more slowly, please?

もう少しゆっくり話してもらえますか?

Is there anyone who can speak Japanese?

日本語を話せる人はいますか?

I need help.

助けてください。

 最後に、より具体的な勉強アイテムを使っての英会話フレーズ学習法を紹介します。

【本で学習】
 定番である本での学習は、英会話フレーズを覚えたい全ての人におすすめです。日常生活からビジネス向けまで充実しており、自分に必要なフレーズ集を選べます。できればCD付きの本で、音声をまねしながら覚えましょう。何冊も買うのではなく、自分にあった1冊を繰り返し練習して覚える方が確実に身に付きます。

【スマホアプリで学習】
 手軽に覚えたい、という人におすすめなのがスマホアプリでの学習です。ほとんどのアプリは音声付きですので、スマートフォンだけでフレーズも音声も確認できるのが良いところです。スキマ時間に1フレーズずつでも覚えれば、結果的にたくさんのフレーズを覚えられます。繰り返し音読して身につけましょう。

【ウェブサイトで学習】
 本やスマホアプリでは見つけられないフレーズでも、高確率で探し出せるのがウェブサイトの魅力です。英会話に慣れた人には、英語圏のフレーズ紹介サイトがおすすめです。バラエティーに富んだ本場の英会話フレーズを身につけられます。ウェブサイトの中には、音声が付いていないものも多数あるため、必要に応じてうまく活用しましょう。
 覚えた英会話フレーズを初めて使うときは、ぎこちなかったり、言い出せるまでに少し時間がかかるかもしれません。しかし、繰り返し練習し何度も使うことで、徐々に身についていきます。最終的には頭で考えることなく、反射的に口から出てくるようにしたいものです。

 また、たくさんの「英語が通じた経験」を積み重ね、使えるフレーズが増えていくと、英語を話す自信につながります。英語学習へのモチベーションがさらにアップし、次々と新しいフレーズを吸収できるでしょう。覚えたものをそのまま使える「英会話フレーズ」で、自然な英会話を身につけ、自信を持って英会話を楽しみましょう。
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