コストはどれくらいかけるべき?英会話アプリ利用者の本音

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 英語を学習する人にとって、英語学習系のアプリはとても便利!英会話教室に通うことを考えたら、時間に縛られないことと低コストでおさえられることが2大理由のようだ。しかし、数えきれないほどのアプリのなかには有料のものと無料のものがあるが、ユーザーはその差をどう感じているのか?実際に英語学習アプリを使いこなしている10代から40代の男女に取材を決行しました。

ヒアリングやリスニングなら無料のアプリでも十分!

 「耳を英語に慣れさせたい」「聞き取れるようになりたい」という人たちに多かったのが、講義タイプの「TED」(TED Conferences LLC.)〈無料〉やラジオなどの音声系。これらはネイティブの英語を聞ける上、内容にも興味が持てるという意味で人気が高いようだ。「ネイティブが話していて、内容に興味があればいいので、無料で十分!」(30代女性)という声が多数。「もしコストをかけるなら、スピーキングのほうですね。これはアプリではなかなか難しいので、リアルに話せる英会話スクールなどに通う必要があると思います」(30代女性)とのこと。「今の英語力を下げない」(30代女性)、「過去に身に付けた英語力をさらに上げる」などの目的を持った人にとっては、「勉強ではなくトレーニングなので、コストをかけたくない!!」(20代女性)というのが本音のようだ。

安心感を買うためのお金は出してもいい!

 主に男性が愛用しているという英語学習アプリに多く見られたのが、有料のもの。有料アプリをあえて選んでいる理由を尋ねると、「アプリの種類がたくさんありすぎて、どれを使ったらいいかわからない。そういうときは、知名度があり、運営会社や提供元がしっかりしているものを選べば間違いないと思った」(30代男性)とのこと。「せっかく時間をかけるなら、多少お金がかかっても確かなものに費やしたい」(30代男性)という声も。学習ノウハウや実績の確かなものを間違いなく提供するアプリを選定するためには、“有料”というのは安心材料のひとつのようだ。また、共通していたのは、「無料アプリの中には、素人が作っているものも多数存在している。それらを試したり選んだりするのにかかる時間が無駄!」(30代男性)という声。まさに、時は金なり!

有料アプリだからモチベーションをキープ&アップ!

 「お金を払ったからもったいない!!」という気持ちは、モチベーションのキープにも一役買っているという声も。まるで、健康のためには体を動かさなくてはいけない……という気持ちだけで支払っているスポーツクラブの年会費や月会費のような感覚だ。「無料アプリの場合、たいていデザインが全くイケていない! 視覚的にワクワクしないものはやっていてもつまらないから、勉強へのモチベーションがダダ下がりしてしまいました」(30代男性)という声も多数あった。学習内容はさておき、見た目や音、アニメーションなど、無料アプリの場合はクオリティーが低い場合も多いので、モチベーションをダウンさせないためにも、有料アプリを選ぶという選択は納得がいく。

書籍や英会話教室より安くつくなら有料アプリでも

 英語学習の初心者が選んでいたのも、有料アプリが多かった。英単語や英文法を覚えたいという人たちが学習アイテムとして真っ先に欲しいのは、単語帳のようなものや文法解説書だが、それらは1冊買っても1000円はゆうに超えてしまう。しかも、ちょっと空いた時間に学習したいけれど、書籍を持ち歩くのも煩わしいという点から、アプリを選択。「書籍を買うことを考えたら安いですし、持ち歩く煩わしさがないので、コスパ的にアプリのほうが断然いい!」(30代男性)とのこと。「スクールのよさもありますが、仕事をしていると行けないことも多かったり、レッスンの振替を考えたりするのも煩わしい。今の自分のライフスタイルに合わせるなら、読み書きや音読もできるスクール形式のアプリが一番フィットします。有料といっても、スクール代よりはるかに安いですし!」と言うのは30代男性。英会話教室はだいたい1カ月に3万円程度。働いている人にとっても決して安くはない。時間を有効に使いたい忙しい人こそ、有料であってもアプリのほうが便利といえよう。

 今回の取材の中では、男性はコストが高くなければ払ってもいいという感覚であるのに対し、女性はコストについてはかなりシビアであるという印象だった。「内容やクオリティーに満足するなら、数百円から500円程度は払ってもいい」というのは男性陣。時間や利便性、安心感をお金で買っている感覚だ。一方、女性陣は「必要なところにしっかりとお金や時間をかけたいので、無料アプリで賄えるならそれでいい」という考え方。無料アプリが持つメリットだけを抽出して使う……そんな割り切った付き合い方をしているようだ。
【文/秋葉樹代子 校閲/磯崎恵一(株式会社ぷれす)】