2015年11月04日 08時00分
【英会話】よく使う単語こそ要注意!? 「Sure」の正しい使い方
ついつい使ってしまいがちな英単語「Sure」の気を付けるべきポイントとは?
英語辞典の開発・出版などで有名な「ロングマン・コーパス・ネットワーク」で、書き言葉と話し言葉で最も頻度の高い1000語に含まれる「Sure」。使われる頻度が高い言葉こそ、気をつけて使う必要があるので、今回はこの「Sure」について触れていこう。
少しでも英語に触れている人であれば、“Sure!”(了解!)と言った使い方はよく耳にするのではないだろうか。次によく聞くのが“I’m not sure.”(確かなことはわかりません)や“I’m sure.”(確かです)あたり。だが、ビジネスシーンでは使い方に気をつけたい表現でもある。
“Sure”という単語は覚えやすいので、ついつい必要以上に使ってしまうことがある。例えば、クライアントと大事な話をしている時に、あなたの発言に対する質問が、回答を用意しておくべきことなのに、”I’m not sure about that.”なんて言ってしまうと、印象を損ねてしまうかもしれない。
対外的なビジネスシーンで、”I’m not sure.”を使わなくていいように、次のような言い方を覚えておこう。
◆情報不足を指摘された場合
<英文>That’s what we are currently looking into.
<訳>今、調べているところです。
<英文>We are aware of what you just pointed out. However, based on our internal discussions, we think it’s too early to be looking into this.
<訳>今ご指摘されたことは、我々も認識しています。しかしながら、さらなる詳細について調べるのは時期が早いという判断を社内でいたしました。
◆質問に時間を要する場合
<英文>We would like to cover your questions next time we meet.
<訳>次回お会いした時にご質問等についてカバーしたいと思います。
<英文>We will send you source data and information we used in putting together this proposal, for your reference.
<訳>提案を作る時に使ったデータや情報をご参照いただくためにお送りいたします。
専門分野で長く仕事をしていると、クライアントが理解し易い根拠を示すことよりも経験上の成功ノウハウを説明してものごとを動かしたくなることもある。だが、相手の質問については、時間がかかることでも忠実に回答を出していくことが、信頼を築くプロセスにもなる。くれぐれも不用意な言い方をしてしまわないように気をつけよう。
(記事/柏野裕美)
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