Q.イギリス英語が学べる映画って何がありますか?
『ハリー・ポッター』シリーズ以外の作品で、イギリス英語を学べる映画を初級編、中級編、上級編に分けて紹介します。イギリスで製作されて、同国出身の俳優や女優が主演している作品です。
【初級編】
少年や少女、その家族との生活を描いているので日常会話が多く、比較的わかりやすい映画。初心者におすすめ。
■『ベッカムに恋して』(Bend It Like Beckham) 2002年公開
厳格な家庭に育ったインド系イギリス人のサッカー少女が、(当時)イギリス代表サッカー選手のベッカムに憧れてプロサッカー選手をめざす姿を描く。
■『リトル・ダンサー』(Billy Elliot) 2000年公開
イギリス北部の小さな炭鉱町で生まれ育った11歳のビリー。あることがきっかけでバレエダンサーを夢見るが周囲の反対にあい…。少年の成長する姿を描く作品。
【中級編】
『ブリジット・ジョーンズの日記』は日記を読むシーンが多くやや難しめ。『ラブ・アクチュアリー』ではヒュー・グラントがイギリス首相を演じたり、さまざまな職業の人が登場したりと、リスニング力が必要になります。
■『ブリジット・ジョーンズの日記』 (Bridget Jones’s diary)2001年公開
主役を務めたレネー・ゼルウィガーはスイス人の父とノルウェー人の母をもつアメリカ出身。本作出演のためイギリス英語に矯正するためのレッスンを専門家から受けた。
■『ラブ・アクチュアリー』(LOVE ACTUALLY) 2003年公開
クリスマスを目前に控えたロンドンを舞台に、9つのラブストーリーを描くロマンティック・コメディ映画。
【上級編】
『英国王のスピーチ』の英国王、『バレエ・シューズ』のバレエ講師などきっちりしたイギリス英語を話す登場人物が多く、慣れるまで聞き取りづらいかもしれません。いずれも時代背景は1930年代ということもあり難易度は高め。上級者におすすめです。
■『バレエ・シューズ』(Ballet Shoes) 2007年公開
『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役エマ・ワトソンが主演するバレエ映画。
■『英国王のスピーチ』(The King’s Speech) 2010年公開
『ブリジット・ジョーンズの日記』のコリン・ファースがイギリス国王ジョージ6世の苦悩を演じる。
中世英国様式を再現した施設内での公用語を英語にしている「ブリティシュヒルズ」(福島県)に宿泊するなど、映画で学んだイギリス英語を実践する機会を設けることを目標にしてもいいですね。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。