2016年12月02日 08時20分

「a」「an」「the」 違いわかる? 正しく使うためのルールを解説

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間違えると恥ずかしい!? 「冠詞」の正しい使い方を紹介する

 英会話や英文メールで頻繁に使われる「a」「an」「the」。これらは「冠詞」といい、聞き手に“特定できる名詞かどうか”を伝える重要なものだ。だが、英語特有のため、日本人にはあまり馴染みがない。間違って使っている人も多いので、改めて正しい使い方を紹介していこう。

■それぞれの使い分けルール

 冠詞を使い分けるには、以下のルールを知っておくことが重要だ。

・ 「a」「an」は 「複数存在するものの中のひとつ」 を表す
・ 「the」 は 「ひとつしか存在しない物や人」 を表す

 「I want to buy(◯◯)book」という例文を使って詳しく解説していこう。

 カッコの部分に「a」を入れた場合、訳は「本を一冊買いたい」となる。「一冊」という指定はあるものの、どの本なのか特定まではしていない。ちなみに、名詞が「book」ではなく母音(a, i, u, e, o)で始まる場合は、「a」ではなく「an」を使う。

 「the」を入れた場合、訳は「その本を買いたい」となり、特定の対象があることになる。「the」は「(世界にひとつしかない)特定の物」にも使われる。「The earth(地球)」「The sun(太陽)」「The White House(ホワイトハウス)」などだ。

■冠詞を使わないケースもある

 特定の場所や建物を指定しながらも、「その場所がもつ機能」または「そこで行われること」を意識する場合、冠詞はつけない。

 例えば「go to college」だが、これは「college(大学)」という建物に行くことではなく、大学で勉強することに焦点が置かれているフレーズ。そのため、冠詞は必要なく、そのままで「大学に通う/大学生である」という意味になるのだ。「hospital」「office」「bed」なども同様だ。

 もし、焦点を建物に当てたい場合は、「go to the college」つまり「大学(特定のキャンパス)に行く」とする。

 冠詞をスムーズに使い分けるには慣れが必要。“このケースにはどれが適切か”を考えながら使っていくといいだろう。

<記事/kotanglish(日本ワーキング・ホリデー協会)>

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