2015年11月16日 10時10分
海外旅行前に抑えておきたい! 一番お得な「両替方法」はどれ?
海外旅行に欠かせない「外資両替」。5つの方法を比較してお得に両替しよう!
長い休みが取れる年末年始に海外旅行を計画している人も少なくないだろう。海外に行く時に必要不可欠なのが、現金の両替だ。その際にかかる手数料は誰しも抑えたいはず。では、どの方法が一番お得に両替できるのか? 5つの両替方法を比較してみよう。オススメ度の評価は4段階で、1が最も低く、4が最も高い。
■日本の銀行・金券ショップで両替(オススメ度:1)
日本在住者にとっては一番手軽な両替手段。だが、実はこの方法は両替手数料が一番割高となる。
両替手数料は各銀行によって異なるが、一番安いとされている三菱東京UFJ銀行でも手数料は2.82%。日本国内で外貨両替も扱っている金券ショップ『大黒屋』では、それよりは安いが、それでも1.96%の手数料が掛かる。
この方法は必要最低限の現金のみを両替する場合は問題ないが、まとまった額を両替する場合には、手数料がかさんでしまうため不向きだろう。
■国際キャッシュカード(オススメ度:2)
国際キャッシュカードとは、日本の銀行口座にあるお金を海外のATMから、直接現地通貨で引き出せるカードのこと。
メリットとしては、現金を持ち歩く必要がなく、海外でカードを紛失・盗難した場合でもサポートサービスがある場合が多い。リスクを避けるという点においては、非常に有効だ。だが、デメリットとしては、両替手数料、現地のATM利用手数料など、各種手数料が掛かってしまうことも覚えておこう。
■FXによる両替(オススメ度:2)
「お得な両替方法」としてネットを中心によく紹介されているのが、“FX”での両替。確かに、両替手数料だけを見た場合は「1ドルにつき一律20銭」など、かなりお得に見える。だが、海外旅行で利用することを考えた場合は現実的な両替方法とは言い難い。
また、FXの口座のお金を日本の4大空港で受け取ることができるサービスはあるものの、受け取り可能な通貨は限られている上に、通常のFX口座から外貨を直接降ろすことは不可能で、受け取りまでにはかなり手間が掛かる。FX口座を保持する場合には、計画的な投資(事前の口座開設、資金運用)が必要なため、海外旅行直前に気軽に両替するには不向きといえる。
■現地の両替所での両替(オススメ度:3)
旅行先としても常に人気の高いカナダ・バンクーバーを例にとると、VBCVという両替所で両替をした場合、両替手数料は1.4%。手数料は両替所、銀行によっても異なるが、このように良心的なレートで両替してくれるところがあれば、利用価値はかなり高いだろう。
■クレジットカードでのキャッシング(オススメ度:4)
クレジットカードは支払いに使うことが多いと思うが、実は海外でのキャッシングは、かなりお得な両替方法であり、現地のATMを利用して現地通貨でお金を引き出せる。
さらに、キャッシングの手数料は借入日数によって1.22〜2.64%と、借入日数を抑えればかなりお得に現地通貨を手に入れることができる。
この方法の一番のポイントは、“キャッシングした金額を出来るだけ早く繰り上げ返済する”ことだ。繰り上げ返済の方法は、下記の3通りが挙げられる。
・帰国後にATMから行う
・担当デスクに電話をして、繰り上げ返済を行う
・日本の家族に頼んで、日本のATMから繰り上げ返済してもらう(※この方法はカード会社によっては受付不可なので、各カード会社に要確認)
キャッシングは一時的なお金の借り入れなので、日割りで利子が発生する。そのため、引き出した金額を早く返済すればするほど、利子を最小限に抑えることができるのだ。
海外に渡航する際、外貨への両替は誰もが悩むところ。渡航先での使用目的や個人の利便性に合せて、手数料だけでなく多方面から各両替方法を比較し、自分に合った方法で両替しよう。
(記事/THE RYUGAKU)
>>渡航前に習得したいならチェック! “学びやすさ”で人気の【英会話スクール】トップ10
>>各国の料理も楽しみたい! 海外旅行で役立つ“簡単英語”レストラン予約術