実力も高い人気の“先生”に直撃!英会話教室“イケメン講師”ファイル#02

COCO塾 新宿校 ロバート・ウィルソン先生

  • 写真:草刈雅之

 カナダ・トロントの実家では留学生のホストファミリーもしていたというウィルソン先生は、今までにさまざまな国の人と交流してきたとか。そんな交流の中から見えてきた日本人に共通のウィークポイントと、その改善方法を語ってもらった。

「朝活」をしている生徒さんは、皆やる気があり、理解力も素晴らしい

  • 写真:草刈雅之

――先生のご出身はどちらですか?

ウィルソン:カナダ・トロントです。日本に来てから17年たちました。

――日本語、とてもお上手ですね。

ウィルソン:いえいえ……。今でも難しいですよ(笑)。

――COCO塾ではいつから教えていますか?

ウィルソン:5年前からです。初級から、ビジネス英会話、上級まで全てのレベルのクラスで教えています。

――そもそも、日本で英会話の先生になろうと思ったきっかけは?

ウィルソン:トロントでも10年ほど仕事をしていましたが、「このままトロントでずっと生活をするよりも、刺激的な人生を送りたい」と思ったのがきっかけですね。トロントにある私の実家は留学生のホストファミリーをしていたので、インドネシアや香港、韓国、そしてもちろん日本などから来た留学生たちと交流がありました。それで、アジアの国々で新しい生活に挑戦してみようと思って選んだのが、日本です。

――どうして日本を選んだのですか?

ウィルソン:いろいろな国を検討し、知人にも聞いてリサーチしたのですが、最終的に一番自分に合いそうだったのが日本でした。それで、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業=The Japan Exchange and Teaching Programme)に応募を試みましたが、あれはとても難しく、別の方法を考えることにしました。

――JETプログラムとは、学校での外国語指導助手などに従事してもらうため、海外の若者を日本に招聘するプログラムのことですよね。そのプログラムはそんなに難しいのですか。実は、知人はそれで来日して、そのまま永住権を取得しました(笑)。

ウィルソン:すっごく難しいんですよ!それに、日本の学校での授業は、私には合わないことがその後分かってしまいましたし……。

――高校や中学校の授業ですか?

ウィルソン:そうです。ある高校の授業を担当したことがあるのですが、始まって20分もしないうちに生徒の大半が居眠り。それは僕の授業がどうこうという問題ではなくて、やる気がない生徒は、どんなに面白い授業をしたところで、こういう失礼な態度を取るということ。それで「こりゃダメだ」と思い、英会話スクール講師の道を選んだのです。

――英会話スクールだと、英語を学ぼうと思っている人しか集まりませんからね。

ウィルソン:そうです。今、僕が新宿校で担当しているのは、主に出勤前のビジネスマンが取っている早朝のクラスですが、生徒さんは皆やる気があり、理解力も素晴らしいですよ。

――いわゆる「朝活」ですね。

ウィルソン:朝のクラスを取る生徒さんは、総じて皆さん長続きしていますね。長く通っている方だと、3年くらい続いている方もいらっしゃいます。

――3年!それはすごい。

ウィルソン:私自身も朝型生活なので、こちらとしても一番集中力が高まるクラスです。

――いろいろとあるとは思いますが、生徒さんが英会話を学ぶ理由は?

ウィルソン:それぞれに全く違いますが、例えば「海外旅行に行ってみたけど、思っていたよりも自分の英語が通じなかった」ことをきっかけに通われている方。また、お子さんが英語圏の人と結婚されるのをきっかけに、「家族となるその結婚相手と会話できるようにしたい」という方とか。もちろん、「ビジネスシーンで使わないといけない」という方も多くいらしています。

英会話の勉強を継続するには「理解力と目標設定」が必要

  • 写真:草刈雅之

――仕事以外の何かを続けるというのは、社会人にはとても難しいことだと思うのですが、先生が考える「英会話の勉強を続けるために必要なこと」とは何ですか?

ウィルソン:理解力と目標設定」ですね。何のために英会話を学ぶのか、そのゴールがあるとおのずと理解力も高まります。例えば、日常生活では困らない程度だったり、仕事の会議で使う専門用語だらけの英会話だったりと、人によって目標はさまざまです。それをくみ取って、生徒さんの「したいこと」を明確化し、モチベーションを高めることが私の仕事です。

――ニーズに応えるということですね。

ウィルソン:そうです。生徒さんのニーズには、常に敏感になっています。それによって私も準備することがありますしね。

――例えばどういう準備ですか?

ウィルソン:医療系のお仕事をされている生徒さんから、「コンベンションに参加するにあたって、英語でのやりとりを学びたい」というリクエストがありました。そういう時は、私にとっても医療用語は未知の領域ですから、授業の前にリサーチして勉強しないといけません。今までとは全く違うジャンルの知識を取り入れられるので、生徒さんはもちろん、私にとっても、とてもいい経験になりましたよ。

――「Win-Win」(ウィンウィン)の関係なんですね。ちなみに、先生のご趣味は?

ウィルソン:え?休日のことですか?車です。

――ドライブですか?

ウィルソン:それももちろん好きですが、車をカスタマイズするのが好きで。3台ほど持っています。

――改造車!意外ですね。

ウィルソン:ははは。ドライブも好きなので、国内旅行にも行きますよ。京都や奈良、鎌倉などの古都は大好き。あと温泉も好きです。

――すっかり日本になじまれていますね。カナダと日本を比較して、日本のどの辺を気に入っていますか?

ウィルソン:とにかく暮らしやすいところですね。あらゆる面において、日本は生活環境がいいと思います。例えば、車の燃費。カナダだと、国土が広いために走行距離がかなり長くなるので、その分、燃費もかかります。でも、日本は都市部だったら、電車やバスなどの公共交通網が発達しているので、普段はそれほど車を使う必要がありません。その上、公共交通は安いですから。単純に生活費の比較をしただけでも、日本の方が低コストです。

――それはとても意外! 日本が暮らしやすい国だったとは。ずっと日本に住んでいるとなかなか気付かないです(笑)。

ウィルソン:とてもいい国だと思いますよ。私はすでに日本の永住権を取得しました。

間違っていてもいいから、とにかくしゃべって

  • 写真:草刈雅之

    写真:草刈雅之

――そこまで日本に親しみ、日本でのキャリアを積まれている先生でしたら、生徒に共通のウィークポイントも見えているのではないでしょうか?

ウィルソン:全般的に生徒さんに足りないのは「自信」です。彼らの多くは、英語が全く話せないわけではないはずですが、自信がないだけで口が動かなくなっちゃう。「I can't speak English.」って言われても、その言葉自体が英語ですし(笑)。

――でも確かに、「通じなかったらどうしよう」という不安はありますね。

ウィルソン:そんなことは気にしないで、間違っていてもいいから、とにかくしゃべってほしいんですね。全く通じないことなんてありませんから。

――足しげく通っている生徒さんでも、まだ自信が見えない人はいますか?

ウィルソン:いらっしゃいますよ。そういう生徒さんが黙ってしまっている時には、「Just speak.」って言いますけど。

――うわ、キビシー!(笑)。でも、せっかく通ってるんですからね。

ウィルソン:そうです。せっかくしゃべるためにレッスンを受けているのに、その場でしゃべらないというのはもったいないでしょう。しかも、分からないことはどんどん聞いてほしい場ですしね。他の国、たとえばアメリカやカナダなんて、英語ネイティブの人ばかりがいると思ったら大間違い。英語以外を母国語とする人たちが多く住んでいて、彼らは英語が完璧ではないことをネガティブには捉えていませんよ。

――「しゃべってなんぼ」という感じですか?

ウィルソン:そうです。ニューヨークなんて、「英語のネイティブがほとんどいないんじゃないか」と思うくらいですしね。だから、英語のアクセントが下手で恥ずかしいとか、そんなことで自信を失っているんだとしたら、もったいないです。とにかく、間違ってもいいから、しゃべってしゃべって、しゃべりまくって、英語に慣れることから始めればいいと思います。間違っていることは、その後で私がちゃんと直しますからね(笑)。

――今の日本だと、小学校から英語教育が始まり、中学校か高校までは必修なわけです。それでも全く上達していると感じないんですよね……。

ウィルソン:それは先ほども言ったとおり、学校教育の現場の問題もあると思いますよ。しかも受験のための英語ですし。やる気がなければ、何を学んでもダメ。やる気と目標があれば、おのずと早く習得できます。

――英語に慣れるための秘訣は?

ウィルソン:生徒さんだったら、なるべく予習と復習をしてもらって、レッスンの時はしゃべることに集中してもらいたいかな。もちろん予習、復習の時間が取れない人もたくさんいらっしゃるので、その場合はレッスンの前半で前回を思い出してもらう工夫をしています。あと、テレビドラマや映画などを見て慣れるというのも手ですね。

――お勧めの作品はありますか?

ウィルソン:ドラマだったら『アグリー・ベティ』ですね。あのドラマはストーリーが面白いことはもちろんですが、ビジネスのシーンもあるし、カルチャーのネタも満載ですので、さまざまな要素が一気に耳に入ると思います。それと『ナース・ジャッキー』もお勧めです。

――女性が主人公のものが多いですね(笑)。

ウィルソン:強い女性が活躍する作品が好きなもので(笑)。映画だったら、『キル・ビル』とか『ニキータ』とか。「お勧め」というよりも、これは私が個人的に好きな作品になってしまうんですけれど(笑)。
【文/よしひろまさみち 校閲/磯崎恵一(株式会社ぷれす)】


【FILE#02】

会社名

(株)ニチイ学館 COCO塾 新宿校

お名前

ロバート・ウィルソン

ニックネーム

身長

体重

年齢

47歳

出身国

カナダ

来日歴

17年

来日のきっかけ

自分の人生を変えるために

教師歴

16年

現在のスクールでの教師歴

5年

好きな映画

『The Cannonball Run』 (ザ・キャノンボール・ラン)

好きなアーティスト

Raoul Dufy (ラウル・デュフィ)

好きな日本食

焼き魚

好きな日本人

座右の銘

英語:Never give up
日本語意味:決して諦めない

私の授業、ココが人気

受講生のニーズに常に敏感であることを心掛け、それを生かしたレッスンを行っていること。 

生徒さんからの推薦コメント

毎回のトピックスが楽しくて通学しています。自分の知りたいことに答えてくれるところがいいです。発音やフレーズの間違いを指摘してくれて、正しい発音やフレーズを用いて、繰り返しやりとりができるレッスンなので、会話の上達が実感できています。
(30代男性:スクール通学暦2年)

英語そのものの学習にとどまらず、金融や財政などといった苦手な分野の知識を英語で習得でき、助かっています。日本人の英語学習にありがちな【英語を話す】ではなく、本来会話で必要な【英語で話す】スキルが身に付くのでとてもいいです。
(50代女性:スクール通学暦4年)       

※掲載内容は2017年7月25日時点のものです。講師の在籍状況等は予告なく変更する場合がございます。