2018年04月18日 08時20分
“神授業”CMで話題のカリスマ講師が教える「TOEICとビジネス」
CMの“神授業”で話題、関正生先生に聞いた「TOEICとビジネス」 (C)oricon ME inc.
関正生先生は、『スタディサプリ』の英語講師であり、TOEIC講師歴20年のカリスマだ。「TOEIC学習は実用的ではない」と感じる受験者も多いと先生は指摘する。しかし実際は、出題されている日常会話の多くは海外を想定したものだという。「TOEICテストの実用性」について聞いた。
TOEICは“日常生活とビジネス”がテーマ。出題問題を見てみると、hose(水撒きをするホース)やlawn(芝生)といった単語がよく登場するという。ビジネスパーソンからすれば、不思議に思うかもしれないが、自分が海外で生活していると置き換えてみてほしい。
「海外に赴任した時に家に住む場合、芝生がついてくることがあるから。芝刈りをしないといけないのでlawnという単語を知っておく必要がある。 芝刈り機とかシェルター(shelter)もそうです。実際にビジネスの中でシェルターを使うことはないとしても、 ビジネスで赴任して海外に住むことになると、日常では使う単語になります。」
国内と海外では日常的に使う単語が異なること、使うシーンがないことが、受験者の「TOEICは役立たない」というイメージに結びついてしまう。
「以前、外資で使う単語をリストアップしてみたら、 TOEICを意識せずに作ってみたにも関わらず、実際には、ほぼテストに出てくる単語とかぶっていました。もちろん社内の中でしか使われない単語とかもあるので、すべてとは言えませんが、TOEICに出てくる程度のビジネス英語や単語ぐらいは覚えておいてほしい」
TOEICでついた英語力は、必ず役に立つ。そこにプラスアルファで、自分の会社でしか使わない単語や業界用語を覚えていくことがビジネスシーンでは大事だ。
【プロフィール】
関 正生(せき・まさお)
スタディサプリ講師。慶應義塾大学文学部(英米文学専攻)卒業。TOEICはほぼ全ての公開テストを受験し、問題分析や傾向変化を研究。990点満点を取得しつづけている。2016年からの新形式問題でも満点取得済
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