2018年01月27日 08時20分
海外アカウントをフォローも有効 大人のための「やり直し英語勉強法」
大人のための「やり直し英語学習法」(写真はイメ―ジ)
新年になり、「今年は英語を勉強したい!」と抱負を立てた人もいるのではないだろうか。とはいっても、何から始めればいいのか分からないという人も多いはず。今回は身近なところから始められる英語学習法を紹介する。参考にしてみてほしい。
【1】英語に接する機会を増やす
まずは、いつも使うスマートフォンの言語設定を英語に変更してみよう。意外と簡単な単語でも使う場面が違うと発見もあるはずだ。またSNSで英語のアカウントをフォローするのも効果的。海外の新聞社などをフォローすると、時事英語の勉強になって良いだろう。
毎朝通勤中にNHKのラジオ講座を聴くのもオススメ。最近はアプリで番組を聴き、テキストもインターネットで電子書籍で買うことができるので便利。時間がないというのは言い訳。学習時間は自分で作るものなのだ。
【2】英語で日記を書く
語彙力と英作文の力がないと、英語を話すことはできない。そのためには日頃から1日1フレーズだけでもよいので、日記を英語で書いてみよう。SNSで書いてもよいし、手帳に書くのでもよい。普段自分がやったこと、興味があることなどを英語にすることで、生活に必要な身近な単語や言い回しが身につく。可能であればネイティブに添削してもらえるとなお良い。
【3】洋楽を聴く
言語とは、耳で聞いて理解するものなので、「リスニング力」をつけることが大事である。リスニング学習をする暇がないという人も多いかもしれない。でも、そういう時は洋楽でお気に入りのアーティストを見つけてみよう。気に入った曲があったら、サビの部分だけ歌詞を書き出してみて、丸覚えするのも英語学習につながる。
【4】テレビは「2ヶ国語設定」で英語で聞く
最近はインターネットテレビが増えていて、海外ドラマや洋画も、好きな時間に好きなだけ観ることができるようになった。それを利用して、たくさんの海外ドラマなども2ヶ国語設定になっているものを、英語で聞きながら見てみよう。好きなドラマや映画なら、楽しくリスニング力が鍛えられる。
【5】英語の本を読む
ボキャブラリーを増やしたい人は、英語で何か小説を読んでみよう。その際、日本語に頭で訳さず、英語でそのまま頭に入れて理解しよう。
もし分からない単語があっても、その場ではすぐに調べず、読み進めていくと、前後関係で「このような意味かな」と自分で単語の意味を想像できるようになる。特に、会話の多い探偵小説や先が気になる推理小説などがオススメ。
いきなり洋書はハードルが高いという人は、すでに日本語で読んだ本で英語に訳されているものから始めてみよう。
【6】外国人の友達や恋人を作る
外国語を学ぶことで、何よりも手っ取り早い方法は、外国人の友達や恋人を作ること。どうしても自分の意思を伝えたいという気持ちから、実践的な力がつく。外国人の多い店や場所に行き、積極的に話しかけてみよう。最初は恥ずかしいかもしれないが、度胸がないと語学力は身につかない。
筆者自身も大学時代に、英語で日記を書いてアメリカ人の先生に添削してもらっていたことがある。ただ知り合いが添削するとなると、当たり障りのない内容になってしまうことが難点……。
言葉はあくまでもコミュニケーションの「道具」である。「学習」と思わず、普段の生活に少しアクセントをつけようというくらいの心構えで日々コツコツと英語を学んでいこう。
(中森 有紀)
スペイン・バルセロナ郊外在住。大学でスペイン現代史を専攻、在学中に1年間スペインに留学。大学卒業後、書店勤務と英語講師を経験した後バルセロナに移住。英語、スペイン語、カタルーニャ語、日本語の4ヶ国語を操る通訳&ライター。2児の母。趣味はサッカー観戦と肉まん作り。
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