留学体験者に聞いた“海外留学の三大心配事”とその対処法

 短期留学やホームステイで、自分磨きの夏にしたい! そう考えている学生もいるのではないだろうか。しかし、はじめての海外留学はなにかと不安がつきまとうもの。海外へ行きたい学生は、どんな心配事を抱えているのだろうか。またその対処法は? 海外留学経験者の体験談をもとに、海外留学を支援する学習塾の全国ネットワーク・ISC留学netの大場規之代表にアドバイスしてもらった。


■1.【ホームステイは、単語レベルでも大丈夫】

 「帰りの飛行機で聞いたキャビンアテンダントの英語が、まるで子どもが話しているくらい簡単に聞き取れちゃうの」。静岡県浜松市に住む高校2年生のRさんは、笑顔でこう話す。しかし彼女は留学する前、まったく英語が話せない学生だった。

 Rさんの例は特別ではない。「英語が話せないから留学はちょっと…」そうためらう学生も、いざ海外に行くと見違えるほど上達して帰ってくる。「ホームステイ先で会話ができるか不安」という声もよく聞くがあまり心配する必要はない。ホームステイを受け入れている家庭は英語が苦手な日本人留学生に慣れているため、「伝えたい」という意思があれば、単語レベルでも十分コミュニケーションは図れる。

■2.【留学先は、多様性と国際性で米国がおすすめ】

 近年は、費用の安さなどからフィジーやフィリピンが渡航先として人気になっているが、語学力以外のものが身に付きにくいうマイナス面もある。大場代表は「特に国を定めていない場合には米国をすすめている」という。文化の多様性を学び国際性が身につくからだ。また、米国には編入・転入がしやすい柔軟性や、学部・学科が多くて学問の幅が広がるというメリットもある。

 「従兄弟が留学して楽しかったみたいだから、カナダに行きたいんです」という長野県長野市に住む中学3年生のKさん。しかしよく調べてみると、Kさんが留学でしたいことがカナダでは出来なかったという。実はそんな失敗談は少なくない。渡航先をすでに決めている場合でも、ニュートラルな状態に戻って専門家から客観的アドバイスを受けながら、より自分に合った留学先を見つけたほうが安全だろう。

■3.【滞在方法、短期はホームステイ、長期は学生寮】

 短期留学の場合、短い期間で現地の生活を体験できるため「ホームステイ」がおすすめ。長期留学の場合は「世界中から留学に来ている学生たちと触れ合うことで人間的な成長が望めるという理由で、学生寮を提案している」(大場代表)という。どちらの滞在方法も一長一短あるが、留学期間が3ヶ月以内ならホームステイ、滞在期間がそれ以上の長期なら学生寮というのが基本。最初の1〜2ヶ月はホームステイでホストファミリーのサポートを受けながら現地の生活に慣れて、その後学生寮に移るという選択肢もある。


 海外留学は、英語力はもちろん、それ以外の部分で得るものがとても多い。不安だからとあきらめるのではなく、まずは勇気をもって一歩踏み出してはどうだろうか。帰国する頃には一回りも二回りも人間的に大きくなっているはずだ。(了)

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