【前編】ロケット打ち上げも! 生き残りをかけた、イマドキ学習塾のユニークな取り組みとは?

 少子化と長引く不況の影響で、学習塾の生徒募集が苦戦している。矢野経済研究所が昨年11月に発表したデータによると、2010年度は「子ども手当」の支給と「学習指導要領の改訂による授業の難化」が追い風となり、学習塾・予備校市場は前年度比1.7%増の9,150億円と8年振りに拡大した。しかし、2011年度は「子ども手当」による消費喚起が少なくなったことから、ふたたび市場規模は縮小傾向に向かうとしており、学習塾業界を取り巻く環境は依然として厳しいことが伺える。

 こうした状況を打破しようと、各学習塾はユニークな取り組みで生き残り作戦を仕掛けている。前編では、「モデルロケット打ち上げ」を授業に取り入れた学習塾を紹介。

■【小学生向け課外授業、「小学生ロケット宇宙(そら)へ」】

 東京・四谷にある学習塾、早慶道場はその名のとおり、早慶付属中に特化した受験指導を行い、毎年高い合格率を誇っている。2012年は早慶付属中に40名の合格者を出した。
 
 早慶道場のユニークな取り組みの一つに課外授業がある。今年5月20日、早慶実験道場のイベントとして「小学生ロケット宇宙へ」と称し、小学生を対象に都内で初めてモデルロケットを打ち上げた。漫画『宇宙兄弟』(講談社)の映画化で注目を浴びる宇宙空間には、小学生の関心も高い。ロケットが飛ぶ仕組みや、宇宙についての基礎知識を習得した後にモデルロケットを作り、打ち上げ実験を行った。わずか1秒の噴射で40メートルもの高さまで打ち上がるその迫力に、参加した生徒、保護者からは歓声があがった。

 早慶道場は、「受験を通じて子どもたちの生きる力を育てること」を教育理念とする。学習塾のなかで指導するだけでなく、課外授業を取り入れることで、楽しみながら能力を身につける機会を提供している。

 後編では、「海外留学」、「7つの習慣」を取り入れた2つの学習塾を紹介する。

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