予備校の奨学金制度について

 「奨学金」とは、経済的理由で授業を受けるのが困難な学生に対して、金銭の給付または貸与を行う制度です。海外における奨学金制度は返済する義務がないのですが、日本の場合は別で貸与(いわゆる学生ローン)扱いになっています。予備校からお金を借りている状態なので、いずれは全額返金しなければなりません。

 大学の入学や進学には多くのお金がかかります。そこで活躍するのが奨学金です。経済的事情で学習の継続が困難な生徒を対象にした制度であり、学生にお金を貸し出して、卒業後に返済を求めるというもの。返済期間は予備校によってまちまちですが、大学卒業後から数年程度の猶予を設けているところが多いようです。

 奨学金を利用するメリットは、勉強時間を確保できることです。学費を稼ぐためにアルバイトをしてしまうと、肝心の勉強時間が少なくなってしまいます。勉強する時間を作るために、仕事に充てる時間が増えてしまうのは本末転倒です。奨学金を借りることができれば、経済的な余裕を持ちながら勉強時間を確保することができるでしょう。

 また奨学金の選考方法は主に書類選考や面接等であり、取得しやすい傾向にあります。特待生制度とは異なり、学力などはあまり問われません。ただし、奨学金はいつでも申請できるわけではないので注意してください。出願期間も入塾後間もないところが多いので、早めに届け出ましょう。

 奨学金は無利子または低金利で学資を借りられるのですが、借金であることには変わりありません。契約によって定められた期日までに全額返済する必要があります。

 有利子の場合は特に注意してください。予備校の1年ならびに大学4年の利子が合わさると低金利であってもそれなりの額になります。実際に奨学金を期日まで払えずに滞納してしまう学生も少なくありません。

 奨学金の滞納が続くと個人信用情報機関に登録されてしまう可能性があります。いわゆるブラックリストというもので、ここに登録されることでキャッシュカードが持てなくなる可能性が出てきます。社会的な信用がなくなってしまうので注意しましょう。

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