私立大学受験の仕組み

 以前の私立大学受験は3科目受験で1発勝負というスタイルがほとんどでした。しかし少子化が叫ばれる今、優秀な人材を確保するために様々な試験が行われています。1つの大学・学部であっても複数の受験方法から選択できることがほとんどですし、学部内併願ができるように入試日程をあえてずらしている大学が増えています。

 ユニークな入試を行う大学も増えており、一見すると複雑な仕組みですが、基本的には「入学試験の点数で合否」「センター試験の点数で合否」「入学試験+センター試験の点数で合否」の3パターンが主流。強みを活かせば難関大学へ入学することも可能です。

基本は3科目

 私立大学の一般入試では現在も3科目が主流。文系学部では国語・英語・社会、理系学部では英語・数学・理科のパターンが一般的。すべて100点の計300点のところもあれば、特定の科目だけ配点を高くしている大学もあります。

 大学によっては2科目や1科目を採用しているところもあります。受験生からすると勉強する科目が減るので嬉しいのですが、そのぶん志願者も多くなります。結果的に倍率が高くなってしまうので注意してください。

バラエティ豊かな一般入試

 国立大学と比べて私立大学は様々な入試があります。代表的なものをご紹介しましょう。

■センター試験利用入試
大学または学部が指定したセンター試験の教科・学科を受験し、その成績によって合否を決める入試を「センター試験利用入試」といいます。平成25年度では私立大学の約80%がセンター試験利用入試を実施。多くの場合、一般入試との併願が認められています。

■全学部試験
大学の全学部全学科が一斉に行う試験を「全学部試験」といいます。学部ごとに行われる入試とは日程が違うので、同大学の同学部を2回受験することもできますし、別の学科を併願することもできます。

■地方試験
大学の所在地ではない地方で受験できる入試を「地方試験」といいます。すべての大学が行っているわけではありませんが、移動時間や交通費を大幅に節約できます。遠方に住んでいる方は積極的に活用したい試験です。