2013年01月10日 15時36分
武田鉄矢、漢字を使った“金八節”で受験生を激励 「あまり思いつめないで」
【イベントの様子】受験生に熱い“金八”節を語る武田鉄矢 (C)ORICON DD inc.
俳優で歌手の武田鉄矢が10日、東京・代々木ゼミナール本部校で開催された『マルちゃん がんばれ!受験生 応援会2013』に足を運んだ。教室内に集まった生徒たちの顔を一人一人見つめながら「あまり思いつめるのはよくないよ」と笑顔。黒板に「思」の1文字を書いて「“思”いつめると、いつの間にか角が生え、髭が生えて“鬼”になる」と、漢字を「鬼」へと変化させ、“金八”節で激励した。
今年で5回目となる同イベントでは、武田の特別授業を実施。質疑応答では、今年で2度目の受験に挑む生徒が「今年こそ周囲の期待に応えたいという気持ちが、いつの間にか負担になっている」と浪人組ならではの苦い心境を吐露。
静かにうなずいていた武田は「期待されるのは、君が優秀であり将来を予感させるから。背負っていくしかない」とアドバイスし、「負けてからが勝負。期待に応えられなかったとしても落ち込むことはないよ。一度は負けて、その後に勝てばいい」とエールを送る。イベント終了後、学生は「一度負けていいという考え方は僕になかった。武田さんのお話で心が軽くなりました」と笑顔を見せた。
同イベントの最後には中牟田俊男と千葉和臣も登場し、海援隊として「スタートライン」と「贈る言葉」を披露。センター試験を目前に控え、厳しい受験戦争もいよいよラストスパートとなった生徒たちに「諸君の健闘を祈る」とげきを飛ばした。