文科省の「大学改革実行プラン」 入試はどう変わる?

文科省が発表した「大学改革実行プラン」では大学入試にも大きな改革が行われる [拡大する]

文科省が発表した「大学改革実行プラン」では大学入試にも大きな改革が行われる

 少子化やグローバル化に対応するため、文部科学省が取り組む「大学改革実行プラン」。秋入学を含んだ国際化の対応や国公立大学の再編など、その内容は幅広い。これから大学を受験する中高生やその保護者が特に気になる入試改革は、今夏を目途に中央教育審議会等で検討を開始。これまでのペーパーテスト重視の制度から“学びたい”という意欲や能力、適性を含めて総合的に判断する方針に転換する。

 同案で発表された内容は、教科の知識のほか“学びたい”という意欲や入試だけでは測れない能力を見極めるというもの。大学センター試験では、1点刻みで成績を判断するのではなく、学力をレベル別に判断する方法を検討しているほか、大学グループ別の入学者共同選抜も検討する。

 そのほか、思考力や判断力、得た知識を活用する力をはかる新テストの開発のほか、入試時にTOEFLやTOEICを活用することも視野に入れている。

 学生の学力や学習意欲低下が問題視される中、今回の改革実行プランが目指すのは、20〜30年後の日本で求められる人材の育成や、世界に通用する大学を作ること。高校教育とも連動させ、各大学が受験生一人ひとりを多面的に判断・選抜する制度をこれから5年かけて模索していくことになる。

 各教科の知識だけではなく“やる気”と“人間力”を重視する今回の改革案。私大や短大の募集停止や再編・統合はすでに始まっており、高校早期卒業制度も検討されている。そんな中、これから大学受験を目指す人はこれまで以上に「何を学びたいか」「学んだことをどう生かしたいか」という目的をしっかり持って取り組むことが大切になりそうだ。

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