2012年01月17日 15時12分

未内定者を救え 厚労省・文科省・経産省が連携で“卒業前最後の集中支援”実施

 今春に大学を卒業する学生の内定率が71.9%だったことを受け、厚生労働省は17日より文部科学省、経済産業省との連携による『卒業前最後の集中支援2012』をスタートさせた。新卒応援ハローワークと学校の連携を密に情報を共有するほか、書類選考等なしで面談が設定されるマッチングサービスの実施、3月末までに就職説明会を100回以上行い、未内定学生を支援する。

 今回発表された取り組みの内容は「新卒応援ハローワークのジョブサポーターと大学のキャリアカウンセラーの連携」「中堅・中小企業を中心とした就職面接会の開催」「マッチングサービスの実施」「未内定の新卒者及び既卒3年以内の未就業者を対象にした、中小企業の現場等での職場実習」「ジョブサポーターによる出張相談・セミナー」など。

また、ジョブサポーターや新卒応援ハローワーク等を学生たちに訴求するため主要な民間就職情報サイトにバナー掲載の協力を要請するほか、特に大学が多い東京都では2月20日より六本木にある東京新卒応援ハローワークを新宿に移転・拡充するほか、3月より新たに支援拠点を増設する。

厚労省・文科省が同日に発表した調査によると、今春卒業予定者55万人のうち就職希望者は41万6000人で、就職内定者は29万9000人。未内定者は11万7000人と推計される。

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