大学受験に通る日本史の勉強法

 大学受験のための日本史は、記憶と理解がすべてといっても過言ではありません。すでに起きたことを時系列で記憶して何故そうなったかを理解し、全体像や関わった人物、土地の名称などをくまなく把握します。なにかを考え、法則や応用を活用して解を導くといった工程はなく、過去の出来事をうまく理解して記憶していく力が必要です。

日本史は「覚える科目」

 日本史は史実という基盤に則った学問です。解を導く、証明を立てる、根拠を述べるといった問題はほぼありません。起こった出来事を年号や時代背景、土地や関わった人物とその経緯、後世への影響などから関連付けて正確に記憶し、理解することが大切です。ただ事実を羅列して覚えることができても、由来や経緯の理解がない状態では歴史の一部として全体の流れを正しく把握することは困難になります。

 日本史の勉強はシンプルなようで、事実をひたすら知識として記憶していくという作業は容易ではありません。それぞれの時代に多くの出来事と変遷があり、多くの人物がそれぞれの地位や立場で歴史の記録に名前を残し、さまざまな制度や環境が作られてきました。それらを順序立てて覚え、出来事やその背景を理解するための効率的な勉強法を見つけることが、大学受験で通用する日本史勉強法となるのでしょう。

流れを捉えて自分なりの記憶を

 以上のことから、日本史は物事を記憶する要領と効率が成績に大きく影響します。単純に記憶するということだからこそ、その方法は人それぞれという側面が大きくなります。ノートの取り方や身近なものとの関連づけ、問題形式をひたすら解いていくというものもあれば、参考書やテキストを繰り返し読み続けるという人もいるようです。

 予備校などでも統一された方法論はなく、各自自分なりの勉強法が尊重される傾向にあります。大切なのは覚える内容はすべて「歴史」だと理解することです。長きにわたり繋がってきた事実であり、「全体の流れを捉える」という基本的なポイントだけは、どのようなテキストにも紹介されています。