小学生の英語学習は授業だけで足りる？おすすめの勉強方法も紹介
この記事では、小学校での授業内容の紹介や、小学校以外での英語学習の仕方についてのアドバイスとその選択肢を紹介しています。ぜひ最後までお読みください。
小学生の英語学習
小学校での授業内容を学年別に紹介
小学校に入ってから初めて英語の授業がスタートする3年生、そして4年生では、週1コマ程度を目安に、主にコミュニケーションを中心とした「活動」をしていきます。例えば、英語の歌を歌ったり、ゲームをしたりなど、英語に親しむことを目的とした内容となります。
小学5、6年生
英語が「教科」となり、週2コマ程度の時間数で学んでいきます。「教科」のため、成績にも反映されるようになります。授業内容は、教科書を使い、英語の音声に親しんだ上で「読み書き」を加えた内容へと変化していきます。
小学校での英語学習だけでは不十分？
将来的に英語で日常会話ができるようになるには約1000〜3000時間必要
ただ、実際に親御さんの中で、学校の授業だけで最低限の日常英会話ができるようになったという方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。英語を読めたり、聞くことで大体の意味はわかったりしても、相手と相互にコミュニケーションをとることができるレベルになるのはなかなか難しいことが体感としておわかりかと思います。
現代においては英語の授業時間が以前よりも増えていたり、授業内容が変わっていたりするものの、学校の授業だけで十分と断言できないのが実際のところです。
さらに、将来的にお子さまに英語で流暢に会話ができる、もしくは英語を使って仕事ができるレベルを目指してほしい場合は、学習内容を工夫したり、より多くの時間を英語学習に充てたりする必要があるでしょう。
小学校の授業以外で英語を勉強するメリット
英語を学ぶことは楽しいと思うことができる
例えば、英会話教室の場合、独自のカリキュラムや教室の雰囲気づくりによって、子どもたちが英語を楽しく学ぶことができる環境を用意してくれます。また、幼い頃からネイティブの先生に教えてもらえば、海外の人とのコミュニケーションを臆することなくできるようになるでしょう。英語に触れることが当たり前の環境に早くから慣れることで、苦手意識を持たずに英語を学習することができます。
さらに、自宅で学習する場合には、動画コンテンツなどでお子さまが好きなキャラクターやストーリーを選ぶことにより、楽しんで英語を学ぶことができます。
受け身にならずに英語を身に着けられる
一方英会話教室の場合は、多くの教室が10人前後という少人数でのクラス編成となっているため、先生と双方向のコミュニケーションが学校の授業よりも多くとれます。授業で1人取り残される心配はほとんどないでしょう。
また、自宅学習をする場合でも、お子さまが興味のあるコンテンツで学ぶことで、受け身にならずに英語を身につけることができます。
早くから英語を勉強することで発音が良くなり、英語脳も育つ
また、英語で書かれた文章や聞いた言葉をそのまま英語で理解する「英語脳」も鍛えられるでしょう。英語が流暢に話せないと感じる人の多くは、英語を見ると、日本語に訳して理解し、英語を話すときも、まず日本語で言いたいことを考えてから英語に訳して話していることが多く、言語化に時間がかかってしまいます。一方で、英語脳の人は、英語のまま意味を理解できるため、言語化のプロセスを短縮することができ、ネイティブのようにスラスラと英語を話すことができるのです。
学習方法
英会話教室へ通う
英会話教室へ通うことのメリットは、講師と直接対話できることで、英語を話すときの口の動きや顔の筋肉の使い方、発声など、細かい部分まで英語を吸収することができる点です。さらに、じっと座っているだけではなくお子さまが楽しめるよう歌やダンス、ゲームなどを取り入れている教室もあり、講師や他の生徒と一緒に体を動かしながら楽しく英語を学ぶことができます。
デメリットとしては、オンライン英会話より費用が高い点、通うのに時間がかかる点などが挙げられます。
オリコンでは子ども英語教室のランキングを発表しています。各教室の特徴や評価だけでなく、親御さんからの口コミも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
オンライン英会話を利用する
オンライン英会話のメリットは、自宅にいながらレッスンができ、通うタイプの英会話教室より費用が安く済む点です。また、時間も日毎に選択できたり、キャンセルが気軽にできたりとスケジュールの融通が利きやすいです。
一方でデメリットとしては、じっと座っていることのできないお子さまの場合は継続が難しい点、講師・受ける側ともにネットの接続状況により音声が聞こえづらい、映像が途切れる、などレッスンをしっかり受けられない可能性がある点が挙げられます。
自宅学習（アプリ、YouTube、英語教材など）をする
現在はYouTubeやアプリで、無料かつ時間を気にせずいつでも英語に接することができます。時間の縛りがないため利用しやすく、興味がなければすぐに他のコンテンツに移ることができる一方、親御さんが管理してあげないと継続しづらく、いつの間にかやめてしまうといったことが起こりやすい方法でもあります。
有料の英語教材の場合にも同様のことがいえ、途中でお子さまのやる気がなくなって手をつけなくなってしまう可能性があります。
いつから学習を開始したらよい？
6歳までは「英語耳」をつくり、本格的な英語学習は８歳〜10歳頃から
では、何歳頃から英語を学べばよいのでしょうか。
一説では、脳の言語野（言葉を司る部分）の発達のピークは8歳〜10歳といわれており、この時期に英語を学習すると効果が高いといわれています。一方でネイティブの英語を聞き分けられる「英語耳」の形成は、6歳ぐらいまでと言われているため、目安として、6歳頃までには英語そのものに慣れ、「英語耳」をつくるためにお子さまにネイティブの発音をたくさん聞いてもらい、その後脳の言語野の発達のピークがくる8歳〜10歳あたりから本格的な英語学習を始めるのがよいのではないでしょうか。10歳頃になると文法も理解できるようになるため、より英語学習の効果が高まることが期待できます。
