2013年04月01日 17時45分

朝食のレシピで学力向上を意識する母34.5%

朝食摂取と学力の関係性に対する認知度 [拡大する]

朝食摂取と学力の関係性に対する認知度

 来週から、いよいよ新学期がスタート。我が子の初の入学式を迎える親も多い。そこで、マーケティング・リサーチのタイムカレントが先ごろ、幼稚園児・保育園児・小学生の子どもを持つ母親を対象に、『子どもの朝食と学力に関する調査』を実施した。

 同アンケートでは、朝食の摂取状況や、朝食摂取と学力の関係性に対する認知度、さらに学力に良いと思う朝食メニューなどもリサーチ。まず、子どもたちは実際にどれぐらいの頻度で朝食を摂っているのかについては、93.9%が【毎日必ずとる】と回答。子どもの学力向上を目的として、栄養を考慮しているかどかを聞いたところ、【常に考慮している】は34.5%と回答し、3人に1人の割合で学力向上を意識した食事を用意している。

 学力向上を意識した具体的なメニューについては、「野菜を多く摂る」、「緑黄色野菜を多く摂る」といった野菜レシピから、「塩分を控えめに」、「栄養のバランスを考える」、「嫌いなモノもおいしく食べる味付けの工夫」といった、味付けの工夫。このほか、「肉、魚、野菜のバランス」、「豆類や乳製品を多く摂る」、「朝はたんぱく質を多く摂る」、「カルシウムを多く摂る」などが挙がった。

 一方、子どもの朝食の摂取と学力の関係性について【知っている】と回答したのは37.1%、【知らない】が62.9%(「あまりよく知らない」(50.8%)と「知らない」(12.1%)の合計)と、前述の「学力向上を目的とした栄養を考慮しているか」という設問の結果と、ほぼ同じ数字だった。

 文部科学省では「生活習慣の乱れは、学習意欲や体力、気力の低下要因の一つ」と指摘し、平成18年4月から『早寝早起き朝ごはん』全国協議会を発足。『平成20年度全国学力・学習状況調査』では、朝食をしっかりとっている子どもほど、学業成績が良い傾向にあり、朝食を必ずとる子どもはほとんどとらない子どもよりも、どの科目でも約2割も成績がよいという結果を発表している。新生活を迎えるこの時期、今一度朝食のレシピを見直し、より効果的な食生活を心かけてみては?

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