母親の4割以上が「子どもが一人立ちできるか不安」〜ベネッセ調査

 首都圏の小・中学生の子どもを持つ母親の4割以上が「子どもが大人になって一人立ちできるか不安」と感じていることが、ベネッセコーポレーションのシンクタンク・Benesse教育研究開発センターが6日に発表した『第4回子育て生活基本調査』でわかった。

 同調査は1998年、2002年、2007年にも実施されており、今回で4回目。2011年9月、首都圏の小学校1年生から中学3年生の子どもを持つ母親7519名を対象に、学校通しによる家庭での自記式質問調査で実施した。

 各家庭の生活における経済的なゆとりについて聞いたところ「ゆとりがない」と答えている母親は50.7%にのぼり、07年調査(48.2%)、98年調査(46.4%)よりも高くなっていた。今後の暮らしむきについては「変わらない」が52.6%でもっとも多く、「どちらかといえば悪くなりそう」が24.0%となった。

 また、教育については「できるだけいい大学に入れるよう、成績を上げてほしい」と願う母親の数は07年25.5%から4.5%増の30.0%に増加している一方で、「学校生活が楽しければ成績にはこだわらない」という意見は07年の22.4%から18.7%に減少していた。

 先行き不透明な景気に加え、ワーキングプア、働きたくても働けない若い求職者たち、ニートなどの社会問題が「子どもが一人立ちできるか」という心配につながり、その結果、子どもが将来困らないようにと学力重視の傾向が強まっているものと思われる。

 同センターは今回の調査結果について「子どもの将来の可能性を少しでも広げるために幅広い力を身につけさせたいという母親の思いが見えてきた」とし、今後について「特に不安を感じる親の孤立化を防ぎ、子どもに対して“かまい過ぎ”ではない適切なかかわりを行えるような働きかけが必要となる」と分析している。

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