独学で英会話はできるようになる?学習のステップや注意点を紹介
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この記事を読むことで、効率的な学習ステップや避けるべき勉強法が分かり、独学でも効果的に英会話を習得できる自信を持てるようになります。
自分のペースで英会話を学びたい方や、これから独学での学習を始めようと考えている方に最適な内容です。
目次
独学で英会話は習得できる!レベル別の学習期間目安
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英語は世界共通語のため教材が充実しており、正しい方法で継続すれば独学で英会話をマスターできます。
とはいえ、簡単なことではないため、相応の努力が必要です。
目標とするレベルによって必要な学習時間は大きく異なります。
以下の表は、レベル別の学習期間の目安をまとめたものです。
目標レベル | 日常会話レベル | ビジネス英語レベル |
英検目安 | 準2級〜2級 | 準1級 |
TOEIC目安 | 550〜780点 | 785〜940点 |
必要な学習時間 | 1,300〜1,500時間 | 約1,850〜2,200時間 |
毎日1時間の場合 | 約3年半〜4年 | 約5〜6年 |
独学で英会話を成功させるためのポイント4つ
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ここでは、独学で英会話を成功させるための4つのポイントを紹介します。
自分に合った教材を選ぶ
自分のレベルや目標に合わない教材では、挫折の原因になってしまいます。
教材を選ぶ際は、Webサイトの評判や口コミなども含めて内容をチェックしましょう。
書店で実際に手に取って中身を確認し、解説のわかりやすさや自分のレベルに合っているか、英語を学ぶ目的に合っているか、内容に興味を持てるかなどをチェックします。
一度に多くの教材を購入せず、まずは基本の3冊(文法書・単語帳・発音の参考書)から始めることをおすすめします。
初心者の方は、中学レベルの文法書と日常英会話に必要な2,000語程度を収録した単語帳を選んでください。
辞書は、オンラインの英語辞書を活用すると費用を抑えられます。
インプットとアウトプットのバランスを取る
しかし、いくら知識を詰め込んでも、実際に使わなければ英会話力は身につきません。
独学では特にアウトプットの機会が少なくなるため、意識的に練習の場を設ける必要があります。
まずは声に出して英語を音読したり、独り言で英語を話したりすることから始めましょう。
最近はアプリやAIと話すこともできますので、ぜひ活用して話す楽しみをつくってみてください。
英語で日記を書く、SNSに投稿してみるなども、英語で文章を作る力が身につくのでおすすめです。
慣れてきたら、英会話カフェや英会話サービスを利用して、実際に外国人と会話する機会を作ってください。
学んだ知識を実践で使うことで、英会話力が飛躍的に向上します。
継続しやすいスケジュールを立てる
教室に通う人や励まし合う仲間がいないため、「今日は疲れたから休もう」と自分を甘やかしているうちに挫折してしまうケースが少なくありません。
継続するためには、まず「いつまでにどのレベルになりたいか」という明確な目標を設定しましょう。
挫折しそうになったら目標を思い出し、モチベーションの維持に役立てます。1週間に1回など、定期的に目標に対してどのくらい進んでいるのかを確認すると進歩状況もわかり、「背中を押してくれる」ことにつながります。
また、毎日のスケジュールに無理のない範囲で英語学習の時間を組み込むことも継続するためのポイントの1つです。
おすすめは、平日30分〜2時間、休日1〜3時間を目安に、最低でも6ヶ月は継続することです。
初めから高い目標を設定せず、小さな目標から始めることで、無理なく学習を習慣化できます。
正しい知識を定着させるために定期的に復習する
間違っているかどうかがわかりにくいことはもちろん、勘違いしたまま学習を進めたり、気づいても改善方法がわからなかったりといった危険性もあります。
誤った知識を定着させないためには、信頼性の高い教材や情報源を利用することが重要です。
参考書は同じものを何度も読み返し、問題集を解いたあとは解説をじっくり確認してください。
最近はChatGPTからフィードバックをもらえます。解説してもらうこともできますので、気軽に活用してみましょう。
また、定期的に復習する時間を設けることで、理解が曖昧だった部分や間違って覚えていた内容に気づけます。
新しい教材に次々と手を出すのではなく、ひとつの教材を完璧にマスターする姿勢が、正しい知識の定着につながります。
英会話を独学で習得する!続けられる3ヶ月の学習ステップ
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ここでは、初心者でも迷わず進められる3ヶ月の学習ステップを紹介します。このロードマップ通りに進めることで、着実に英会話力を伸ばせるでしょう。
学習は大きく「インプット期(基礎固め)」と「アウトプット期(実践)」の2つに分かれます。
まず1〜2ヶ月目で基礎をしっかり固め、3ヶ月目で実践力を磨くという流れです。
【1ヶ月目】中学レベルの単語と文法を完璧にする
日常会話の約8割は中学レベルの英語でカバーできるため、まずはここを完璧にマスターしましょう。
単語学習では、CD付きや音声ダウンロードができる教材を1冊選んでください。
参考書に出てくる単語の意味と発音を、「完璧に分かる」状態になるまで繰り返し学習します。
ただし、「完璧」を追い求めすぎて文法で挫折するようなら、「理解」する程度でも問題ありません。
「完璧にする」ことよりも「継続すること」の方がより重要です。
また、単語や文章などの音声を「ながら聞く」ことを並行して行うこともおすすめです。
「どれだけ聞いたか」によって、「どれだけ話せるか」が比例して伸びていきます。
文法学習では、中学レベルの文法書を1冊通して読み、全体像を把握することから始めましょう。
問題演習は後回しにして、まずは基本的な文法ルールを理解することに集中してください。
焦らず、1ヶ月かけてじっくり基礎を固めることが大切です。
【2ヶ月目】英語の音のルールを学び、リスニング力を鍛える
まずは基本的な音のルールを学びましょう。
1ヶ月目に使った参考書やフォニックスのテキスト(解説本)を使い、ゆっくりでよいので、正しい発音で話せるように練習しましょう。
スマートフォンの言語設定を英語にして音声認識機能を使えば、自分の発音が正しいか無料で確認できます。
また、YouTubeの発音解説チャンネルや発音学習アプリを活用するなど、無料で効率的に学べるツールをうまく活用しましょう。
リスニング力を上げるには、シャドーイングが効果的です。手順は次のとおりです。
@ スクリプトを見ずに音声を聞く
A スクリプトを見ながら聞く
B 音声に少し遅れて発音する
正しく復唱できるまで繰り返し練習しましょう。
【3ヶ月目】スピーキングの瞬発力を鍛える
まず、1〜2ヶ月目で学んだ文法や単語を使って、イラストや写真を見ながら英文を作る練習をおこないましょう。
日常的なシーン(食事、通勤、買い物など)を描いたイラストや写真を用意し、それを見て思い浮かんだことを英語で表現します。
ポイントは、日本語を介さず、直接英語で考えることです。
最初は声に出した後にライティングで丁寧に確認し、正確さを高めていきます。
イラストを見て5秒以内に英語を声に出せるようになることを目指してください。
また、独り言で英語を話す練習も効果的です。
朝起きてから寝るまで、自分の行動や考えを英語で実況中継してみましょう。
辞書を使わず、知っている英語で表現することがポイントです。
英会話を独学で学ぶときに避けたい勉強法5選
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独学では教えてくれる人がいないため、間違った方法で学習を続けてしまい、時間を無駄にしてしまうケースが少なくありません。
ここでは、英会話を独学で学ぶ際に避けたい勉強法を5つ紹介します。当てはまるものがあれば、すぐに改善しましょう。
初めから目標を高く設定しすぎる
しかし、大きすぎる目標は、疲れが蓄積したりモチベーションが下がったりした際に、自分を追い込む原因になってしまいます。
目標を持つことは大切ですが、初めは小さめに設定しましょう。
たとえば「毎日15分だけ英語に触れる」「1ヶ月で中学英語の復習を終える」など、達成可能な目標から始めてください。
小さな成功体験を積み重ねることで、無理なく学習を継続できます。
また、定期的に設定した目標を見返して、時には目標の修正をすることで、より「今の自分」の適切な目標となります。
知識を詰め込むだけで終わってしまう
たしかに、インプットをすればするほど英単語や表現を覚えていくように感じますが、いくら知識を詰め込んでも実際に使えなければ意味がないのです。
語学学習の基本は聞いて、話すことです。
どれだけ口に出したかで英語を使えるようになります。
特に独学では、アウトプットの機会が少なくなりがちです。
そのため、意識的にアウトプットする時間を設ける必要があります。
たとえば、1日の終わりに覚えた単語や表現を使って英語で日記を書いてみましょう。
アウトプットが最大のインプットになります。
聞くだけの“ながら学習”に頼る
しかし、聞くだけでは英会話力は身につきません。
音声を流しているだけでは内容を理解せずに聞き流してしまい、学習効果がほとんど得られないからです。
リスニング学習では、集中して音声を聞き、内容を理解することが重要です。
スクリプトを確認しながら聞いたり、シャドーイングで実際に声に出したりすることで、はじめて効果が現れます。
ながら学習は英語のリズムや音域に慣れる効果となり、内容を理解して取り組む聞き方はコミュニケーションの基本姿勢であり重要です。
並行して学習に取り入れましょう。
英語を日本語に翻訳して理解しようとする
しかし、実際に英語で会話するときは、一文一文を日本語に訳している時間はありません。
日本語訳する癖がつくと、会話をいちいち中断して理解や発言をすることになり、スムーズなコミュニケーションができなくなります。
英会話力を伸ばすには、英語を英語のまま理解する力が必要です。
初めは難しいかもしれませんが、リーディングやリスニングを繰り返すことで、日本語を介さず英語で理解できるようになります。
焦らず、少しずつ英語で考える習慣を身につけましょう。
また、英語学習では「推測力」を身につけることも大切な力です。
会話や長い文章から全体像を掴めたら、まずは良しとしましょう。
単語をひたすら書いて覚えようとする
たしかに書くことで覚えることも可能ですが、英会話においては効率の良い方法とはいえません。
英会話では、書くよりも声に出して覚えることが重要です。
テキストを見ながら声に出すことで、目と耳の両方から情報を得られるため、脳に定着しやすくなります。
また、実際に発音することで、リスニング力やスピーキング力の向上にもつながります。
五感をフルに使うと記憶力や学習速度が上がりますので、単語を覚える際は、必ず声に出して練習しましょう。
独学の限界を感じたら?英会話で実践力を磨こう
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英会話を独学で学ぶことの限界を感じたら、英会話教室やオンライン英会話なども組み合わせて利用してみましょう。
これらのサービスでは、ネイティブスピーカーから直接フィードバックを受けられるため、発音や表現の誤りをその場で修正できます。
また、実際の会話の緊張感を味わうことで、実践力が飛躍的に向上するでしょう。
英会話教室やオンライン英会話任せにするのではなく、独学での予習・復習を組み合わせることで、英会話教室やオンライン英会話をより充実した学びの機会にできます。
週に1回25分のアウトプット機会があるだけでも、独学の効果は大きく高まります。
初めは無料体験や格安プランから始められるスクールが多いので、気軽に体験してみてください。自分に合ったスクールを見つけるために、まずは「英会話スクール オリコン顧客満足度ランキング」をチェックしてみましょう。
独学と英会話スクールを併用し、学習効果を最大化しよう
モチベーションが下がってきた、独学では理解しにくい部分があるなどという場合は、英会話教室やオンライン英会話も併用することをおすすめします。
独学と英会話教室やオンライン英会話を組み合わせることで、より英会話の習得がしやすくなるでしょう。
オリコンでは、日本最大級の規模で調査を行い、「英会話スクール オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。
スタッフやカリキュラム・教材、学習効果など、さまざまな視点のランキングを確認できますので、英会話スクール選びの参考にしてください。
監修者福田 美智江
17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。「MCA達成&成功コーチング」では、「世界に通用する才能を育てる」活動を行っている。
小学生〜社会人に「英会話コーチング」、リーダーに傾愛力®(人を理解し、サポートする力、そして、人を元気にする力を持っていること)講座やセッション、
保育園・幼稚園・学校・教育委員会に研修を行なう。小学校のPTA会長歴あり。3人の子どもを持つ母親。5冊の著書がある。2025年に「社会文化功労賞」受賞。
ホームページ:https://www.mca-coach.com/