小学校3年生からの英会話・英語教育

  • 小学校3年生からの英会話・英語教育

 文科省は今後、小学英語の開始時期を従来の小学5年生から小学3年生に前倒しする方針を固めました。2020年(平成32年)までの実施が見込まれています。これまで小学英語は正式教科ではなく「外国語活動」という枠組みでしたが、今回の法改訂に伴ってこれを小学校3年生から開始し、小学校5年生から主要科目として現在中学で行われている読み書きの授業が始まることになります。
 主要五科目の中でも、特に英語は訓練時間の長さが重要です。これまで英語は「教養として最低限身につけるもの」という意識が強かったですが、国際化の影響により今後はさらに踏み込んで「第二言語として英語が体に染みついている状態」を要求されることになるでしょう。小学校3年生で英語教育が始まる段階で、英語を身近なものとして捉えられる耳を形成していくことが今後大きな意味をもつのではないでしょうか。
 子どもを対象とした英会話教室のほとんどは、今回の法改訂に照準を合わせてカリキュラムを構成しています。マンツーマンタイプの教室や、コース分けのある教室もございますので、「最低限授業についていければOK」という方でも、「バイリンガルを目指してバリバリ勉強させたい」という方でも、ご家庭の方針に併せて選択可能です。
 もしお子様がインターナショナルスクールに通っているなら、8歳の段階でかなりの英会話能力が身についているはずです。レベルでいえばネイティブの7、8歳児とほとんど大差ないのではないでしょうか。学校で英語、ご家庭で日本語を使い分けているなら、通常の小学校に通っている同級生とは違った脳の発達を遂げているでしょう。ただし英語教育以外の一般教養や道徳に関しては、通常の小学校よりも遅れをとってしまいますので、ご家庭で教育を補ってあげる必要があります。
 夏休みなどの長期休暇を利用して短期留学を体験できる「サマースクール」というものがあります。語学留学は自立心が芽生えた高校生〜大学生の頃に自分の意思で行く場合が多いですが、まだ目的意識のないお子様に留学という選択肢を与えてあげることで、「勉強」の意識なく旅行感覚で英語に親しむことができます。保護者同伴で1週間〜数ヶ月間の留学を決行する方もいますし、数ヶ月ホームステイ制度を利用して単身で行かせる御家庭もあります。
 子どもの間の海外経験はその後の人格形成に大きな役割を果たしますし、なおかつ同級生よりも早く能力を伸ばせることが期待できます。しかし、異国でしばらく住むこと全部が全部よい結果をもたらすとは言い切れません。子供が親の目をしばらく離れること、そして異国の文化に対する理解を持たなければ、不具合な点も必ず発生することを頭にいれたうえでの検討が必要です。
 幼児期から英会話教室に通わせていたなら、8歳になるころにはかなりの成長を遂げていることでしょう。TOEIC800を超える大人にも勝るのではないでしょうか。お子様が通訳の役割を果たすシチュエーションも増えてきそうです。大切なのは、親御さんも一緒に英語力を身につけていくことです。家族で英語を体にインプットして、「勉強」という意識を払しょくしていきましょう。

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