子どもたちと英語で楽しむ季節のイベント〜クリスマス編〜

  • 子どもたちと英語で楽しむ季節のイベント〜クリスマス編〜

 日本でもアメリカでも、子供たちが1年で一番楽しみにしているクリスマス。たっぷりのご馳走に山のようなクリスマスプレゼント! でも、アメリカのクリスマスは日本と違って、宗教的な色合いも強く、ちょっとおごそかな雰囲気もあります。アメリカは多宗教国家ですが、国民の大多数はキリスト教徒。クリスマスにはちゃんと教会に行く子供たちも多いようです。
 では、アメリカの子供たちのクリスマスの過ごし方や、子供たちがどんな遊びをしてクリスマスを楽しんでいるのかをみてみましょう。
※アメリカでは、クリスチャン以外はクリスマスを祝いません。ここで紹介するのは、あくまでもクリスチャンの家庭のお話です。
 Thanksgiving Day(11月の第4木曜日に行われる感謝祭)が過ぎると、アメリカはクリスマスムード一色に染まります。
クリスマスシーズンの幕開けはクリスマスカードから。
“Merry Cheistmas”
“With all Good Wishes for Christmas and the New Year.” 
(クリスマスと新年が素晴らしいものでありますように)
アメリカのクリスマスカードは年賀状も兼ねることが多いようです。また、キリスト教徒でない人には宗教色のないメッセージのカードを贈るのがマナー。子供たちも手作りのカードをつくってお友達と交換します。
 アメリカでは、クリスマスは家族と家で過ごすものとされています。イブには家族そろって教会に出かけ、祈りを捧げます。教会によっては子供たちによるキリスト誕生劇や聖歌合唱などのプログラムが行われます。教会から家に帰ると、家族や親戚が集まってのクリスマスディナー。ローストターキーのクランベリーソーズ添え、ローストチキン、ローストビーフ、分厚いハムステーキなど「大きな丸ごとの肉を料理したもの」がメインディッシュになります。
 そして、アメリカのクリスマスディナーにはケーキはあまり登場しません。イブのスイーツの主役は、色も形もさまざまの華やかなクッキーたち。子供たちはクリスマスツリーの前にクッキーとミルクを用意してサンタさんをお迎えするので、イブにクッキーは欠かせないのです。
 日本の子供たちのクリスマスプレゼントは、「サンタさんから」ということで普通はひとつ。そのかわりゲームソフトなど、かなり高価なプレゼントがもらえることが多いようです。しかし、アメリカの大人は家族全員にプレゼントを贈り、しかもひとりにつき何個もプレゼントを用意するのが一般的です。
 たとえば、「サンタさんからひとつ(これがメインのプレゼント)。ママから3つ。パパから5つ。おじいちゃんとおばあちゃんから3つずつ」もらうと、プレゼントの数はなんと合計15個。これだけのプレゼントが山と積まれている光景は、子どもたちにとって天国のようでしょう。
 もちろん、プレゼントをもらうのは子供だけではありません。家族全員がプレゼントをいくつも交換しあうのです。そして、子供たちからも家族にちゃんとプレゼントを贈ります。似顔絵や工作など、手づくりのものが中心です。
 クリスマス・イブの食後には、家族でクイズやゲームをして楽しみます。たとえば、子供にもわかりやすくてよく出来ているのはこれなど。
“Why is six afraid of seven?” (6は7が怖い。な〜ぜだ?)
“Because seven ate nine!” (7が9を食べちゃったから!)
 数字の8、つまりエイトとate(eat の過去形)は、発音が同じ??tなので、「セブン、エイト、ナイン」を「seven ate nine」にかけてダジャレにした、というわけです。
日本でも、クリスマス・イブくらいは家族そろって、ゆったりとした時間を楽しみたいですね。
 “Merry Christmas”から” Happy Holidays”に
日本でもすっかりお馴染みの英語のクリスマスの挨拶といえば「メリークリスマス」。でも、アメリカでも「特定の宗教色を前面に出すのは好ましくない」ということから、最近は放送などで” Happy Holidays”への呼び変えが進められています。日本人は誰にでも「メリークリスマス!」と言ってしまいますが、クリスチャンでない人に対してはあまり好ましくない表現のようです。注意しましょう。

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