「個別塾」VS「集団塾」それとも予備校?大学受験対策の勉強方法の選び方
個別指導塾の大学受験対策
・個別指導塾の特徴
生徒一人ひとりの学習進度や志望先に合わせて、カリキュラムや対策内容を作ってもらえる個別指導塾は、きめ細かな指導と対策が期待できます。生徒数の多い集団塾や予備校よりも、講師に質問や相談しやすい環境で、学習についての悩みも解決しやすいというメリットがあります。また、集団塾と共通していえることですが、補習が充実しているのも塾ならではの特徴です。
・向いている学生のタイプ
個別指導塾は、自分一人だけでの勉強スタイルに不安を感じている学生や、「集団や予備校の授業では遅れるかもしれない」という不安を持った学生におすすめです。また、「集団塾では周りに気を取られて集中できないかも」という心配がある人も、個別指導塾ならマンツーマンで落ち着いて指導を受けられます。
集団塾の大学受験対策
・集団塾の特徴
集団塾は個別指導塾と比べて生徒数も多く、ハイペースな授業が行われます。難関校のクラスになると、自分である程度予習・復習をして、周りの学習ペースに遅れをとらないようにする必要が出てきます。その分、受験対策も個別指導塾よりもハイレベルな内容で充実したものとなり、周囲の学生と競い合いながら勉強していくことができるでしょう。
・向いている学生のタイプ
集団塾は、高校の授業も問題なく理解できていて、ある程度自分で予習・復習をしっかり行える学生が向いているといえます。一人で黙々と勉強するよりも、他の生徒と一緒に競い合って受験対策をしたいという学生にもおすすめです。
予備校の大学受験対策
・予備校の特徴
予備校には、1クラスあたり20〜100人の学生が授業を受ける大手・中堅予備校があります。予備校では、高校の授業に問題なくついていける学生たちが、大学受験対策の授業をプロの講師陣から受けます。大手の予備校には勉強がはかどるような話術や授業形式で学生からの人気も高いベテランの講師が多くいます。
塾とは異なり、講師が個別の相談を受けたり進路指導をしたりすることはめったになく、常駐するスタッフが勉強や進路の相談にのるというスタイルになります。
なお、大手予備校の中には生の授業を廃止し、映像での授業を受けさせるタイプの予備校もあります。
・向いている学生のタイプ
予備校は、自分で学習を進められる習慣がついており、目標とする大学合格を目指す学生に向いています。勉強の疑問点や進路についてじっくりと相談したい学生というよりは、とにかく受験対策の勉強や合格のためのテクニックを学びたい学生に向いているでしょう。
前述した映像タイプの予備校は、部活と受験勉強を両立したい人や、気になる授業をもう一度受けたいという人に最適でしょう。