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家庭にはそれぞれの教育方針があります。塾選びもそれぞれの特徴を知り、子どもに一番合う塾や予備校を選びたいですね。通学や通信など学習のスタイルは本当に多様化しています。
入試合格を勝ち取るためには、賢い塾選びは欠かせません。そこで、進学の現状を踏まえながら、中学・高校・大学受験においての塾選びについて考えてみましょう。
平成27年における人口約1億2700万人のうち年少人口と言われる0歳から14歳は全体の12.6%(20年前の平成7年は16.0%)、生産年齢人口と言われる15歳から64歳は全体の60.7%(20年前の平成7年は69.5%)となっています。
さらには、10年後の平成37年には、年少人口は11.0%に、生産年齢人口は58.7%に減少する予想です。
このようななかで進学率と就職率にも変化が見られます。
平成27年の高等学校における大学等進学率は、男子52.1%・女子56.9%と半分以上が進学をしています。男子29.7%・女子45.4%だった20年前の平成7年と比べると、男子は2倍近くに増加しています。
つまり、子どもの人口が減りつつも、進学率は増加の一途に変化しているということになります。
人口の減少は教育業界にとっては厳しい状況ではありますが、進学率の伸びは逆に追い風になる可能性もあるでしょう。生き残るための斬新な経営改革や高い付加価値を提供してくれる塾が登場するかもしれません。
※「日本の統計2017」総務省より
進学率の伸びに伴い、受験対策として利用する塾への役割と期待は大きいものと言えます。また、共働き世帯では家庭でのフォローができるかどうか、心配が尽きません。そのため、カリキュラムが整った塾にニーズが生まれるのは自然の流れでしょう。
塾では入試制度や新しい情報などを常に最新のものを入手しています。例えば、情報をまとめて、保護者会で配布したりしてくれるのも塾を利用する大きなメリットです。
学校では現状の成績から考慮し、合格を望めるラインを提示されがちです。一方、塾の場合は、受験の目的や学校レベルを目標に準備し学習を進めることができます。このように、学校だけでは学習面や進学相談のサポートは不十分になりがちなのです。
塾にかけるお金はどのくらい支払っているのか、各進学ステージ(公立・私立別)に見てみましょう。年間で支出した平均額は次のとおりです。
幼稚園では、公立約51000円・私立約72000円
小学校では、公立約146000円・私立約319000円
中学校では、公立約292000円・私立約252000円
高等学校では、公立約286000円・私立約365000円
塾にかけるお金は、塾へ通うために支出した全ての費用のことです。例えば、入会金、授業料(月謝)、講習会費、教材費、通っている塾での模擬テスト代、塾への交通費がこれに当たります。中学生から高校生になると、月額では2万円から3万円くらいの支出をしています。
※「平成26年度子供の学習費調査」文部科学省
中学受験は、子どもの進学を考える大きなきっかけと言えます。幼稚園や小学校受験をする家庭も少なからずありますが、多感な時期を過ごす中学・高校以降は安心して学業や学校生活に専念できる環境をと、考える家庭も多いでしょう。また、地域の学校事情を心配して、地元を離れて受験を考えるというケースもあります。
中学受験は、まだ幼い子どものお尻を叩きつつも受験に臨まなければならないという点が高校受験とは大きく違います。よく「中学受験は親の受験」とも言われますが、子ども一人ではとても太刀打ちできないため、親のサポートは不可欠です。子どもの健康管理から学習スケジュールなどあらゆる場面で親のサポートが必要になります。
したがって、なぜ、中学受験をするのかを明確にするとともに、「受験までのカリキュラムがしっかり組まれている塾」を選ぶことが大切です。また、5・6年生にもなれば反抗期に入ります。親の言うことは聞かなくても塾の先生の話は素直に聞くということもあるでしょうから、塾を賢く利用するくらいの気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。
子ども本来の思考力や記述力を付けることを教育の基本にしている塾が見受けられます。子どもの持つ潜在能力を引き出し、「学ぶ喜び=中学受験」と結びつくように工夫された授業を展開しています。一般的に小学3年生からが入塾時期と言われますが、1年生から低学年教育を実施している塾であれば、通塾の習慣と学習の意義をしっかり根付かせることもできるでしょう。
子どもによっては、集団塾が馴染まないこともあります。その場合は、個別指導の併用を検討するか、個別指導を中心に行う塾を選ぶなど、子どもに合った学習環境を見つけてあげたいですね。
塾選びで気になるのは、合格実績です。ほとんどの塾では、年度ごとの合格実績を公開しています。志望校の合格人数をどれくらい輩出しているのかはチェックしておきましょう。
大手の有名塾では、過去問データを会員登録すると無料で閲覧できるサービスもあります。
塾は首都圏以外に、地元ならでは名門の塾もあります。子どもの安全という治安性を考えると、通いやすさも大切なポイントとなります。
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高校受験では、主体は子どもになります。子どもが目指したい志望校を目標に準備することになります。通塾にするのか、それとも近くに塾が見つからなければオンラインや通信教育も検討することができるでしょう。
最終志望校は、塾や学校、参考書などの情報をもとに学校見学や説明会に足を運び、子ども自身が決めることになります。中学生ともなれば、ある程度スケジュールの立て方や学習方法も身に付いている年齢です。学習計画などを自己管理することも求められます。
とはいえ、塾では個々の学力や目標に合った学習サポート体制を整えています。できること、できないことなどしっかり伝えて、これまでの学習に関わる悩みやつまずいた箇所を解消しながら、安心して進めることができます。
塾では、個別に質問ができたり、定期テストの対策を行うなどの学習サポートがあります。また、自習室の設置があれば、ちょっとした時間の有効活用を子どもから進んで行うようになるでしょう。
中学生で気になるのが、部活との両立です。通塾が可能かどうか時間割を確認しておきましょう。また、都合が悪い時に授業の振替ができるかどうかもあらかじめ確認しておきたいですね。
学習において、ノートの取り方は非常に重要です。ノートの取り方を指導する塾が意外に多いのもこのためです。ただ書くのではなく、内容を組み立て、確認しながら書くことで、試験対策としても使える自分だけの参考書ができあがります。最近の中学生に足りないと見られがちな「自ら考え、解決し、表現する力」を養う訓練とも言えるでしょう。
カリキュラムは、一般的には、本科があり、そのほかに夏や冬などの季節講習と、追い込み時期の特訓講座など第1志望校の合格を確実にするためのカリキュラムが用意されています。
クラスは、少人数制を実施する塾がほとんどですが、個別指導も並行して実施する塾もありますので、まずは体験を申し込んでみてから子ども自身に決めさせても良いでしょう。
集団塾では質問や意見が言いにくいということがあると、わからないことが解決できずにそのまま進んでしまうことになりかねません。個別指導の良さは、いつでも質問ができること、そしてその日の目標達成が見えやすいところです。先生のアドバイスを受けながら1回1回確実に目標達成ができます。
集団塾と個別指導、または両方の利用も可能ですので、忙しい中学生生活でも高校受験を合格という目標を達成できるように上手に利用しましょう。
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大学の入試は大きく分けて4つ。高校3年生の年明け前に合格が決まる「推薦」「AO」、年明け後に合格が決まる「センター入試」「個別入試」です。
センター入試や個別入試では、志望大学に合格するための学習計画を立てることが必要です。そこで、塾か、それとも予備校に通うケースが多くなります。
塾と予備校との違いは、塾は小学生以上を対象にしており、予備校は高校生以上を対象にしている学校ということです。受け入れる生徒が違う点に特徴があります。また、大学受験では専攻・学科に合った塾・予備校を選ぶことが大切です。芸術系であれば専門の学校に通うことも考えられます。
予備校と言うと、受け身の授業というイメージがあるかもしれません。予備校は、塾のようにいつでも質問を受付けてくれる体制や進路指導は基本行いません。例えば、「東大必勝コース」というように目標が決まっていてそのために勉強に専念することができるのが予備校のメリットです。メディアにも紹介されるような人気講師も多くいます。
これらを整理すると、塾は苦手な科目や単元を確実に克服しながら、自分に合ったカリキュラムで進めたい場合に、予備校は最終目標がすでに決まっていて受講したい講義があるなど入試へのスパートをかけたい場合というように、それぞれの違いを理解し検討してみましょう。
塾の良さと予備校の良さのどちらも理解して、賢く選びたいですね。高校3年生の春に第1志望大学合格のサクラを咲かせてください。
平成32年度には大学受験が大きく変わることになります。この大学入試改革は、大学入試センター試験が「思考力」「判断力」「表現力」を一層重視する共有テスト(新テスト)に変更されます。例えば、現在のマークシート式問題を改善し、記述式の問題の導入となります。また、英語試験では、学習指導要領により提示されている「読む・聞く・話す・書く」の『英語の4技能評価』が導入されます。英語によるコミュニケーション能力の向上が求められることが課題となります。そのため、英語試験については、共通テストのほか、英検などの認定試験の活用が見込まれています。
※独立行政法人大学入試センターより
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教育業界は今後の平成32年の大学入試改革に向けてそのための対策が求められます。塾は英会話に力を入れたり、英会話学校が大学受験入試に対応できるカリキュラムを導入するなど、それぞれが新しい取り組みを検討・実施することが考えられます。少なくとも、これまで以上に塾の必要性はこうした変革を転機にさらに高まるでしょう。
塾は、大手から個人経営までさまざまあります。受験となると学校教育だけでは学習面や情報、進学指導においてどうしても不足してしまいます。また、入試制度も長年にわたり変革をしてきたことから親自身もよくわからないということが多いものです。
しかし、受験は一発勝負であり、人生の大きな契機となります。何度もやり直しがきかないことから事前の準備が非常に重要であると言えるでしょう。公立・私立・難関校など得意とするところは塾それぞれで違いますから、自分に合った塾選びをしっかり行い、早めの準備・検討をしてみてはいかがでしょうか。