2008年07月01日 10時00分

国際化が進むも、塾では「算数・国語」が基本?

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 「ニガテ科目を克服したい!」、「学校の勉強だけじゃ物足りない!」そんな勉強面のサポートをしてくれるのが“学習塾”。ネットリサーチを運営するネットマイル社では、小学1年生〜中学3年生の男女を対象に“塾について”のアンケート調査を実施した。その中で、塾に通っていると答えた学生に『塾ではどんな教科を学習している?』との質問をしたところ【算数・数学】(82.4%)が8割以上の票を集めて1位。2位には【国語】(61.9%)が続き、【英語】は51.6%で3位という結果に。多方面で国際化が進み英語教育が活発になってきている風潮があるが、まだまだ【算数・数学】、【国語】などの教科に力が注がれているようだ。

 【英語】の受講者は現在約50%で、【算数・数学】や【国語】に比べて比較的少なく感じられる。しかし、上位2教科は学年が上がってもあまり変化なく推移していっているのに対し、【英語】に関しては学年が上がるに連れ受講者が急増している(「小学校中学年」(3・4年)32.5%、「小学校高学年」(5・6年)43.9%、「中学生」83.1%)。最近「小さい頃から英語を身につけさせたい」という話もよく耳にするが、一定の年齢に達してから学ぶという形が基準といえそう。

 次に『塾に通っていて一番うれしいこと』について質問してみると、1位は【成績が上がること】(64.2%)。やはり、日増しに理解力が高まっていくことに満足感を得ている人が多かった。続いて2位にランクインしたのは、【学校以外で友達に会えること】(39.9%)で、塾は子供たちにとって他校を含めた多くの友達と過ごせる大切な時間でもあるようだ。

 07年の同調査結果と比較すると、全ての科目で前年を上回る受講率が出ており、塾で勉強を教わる小・中学生が増加傾向にあることが伺える。学校によって授業内容の差異が明るみになっている昨今、今後さらに塾に通う子供たちが増えていくかもしれない。

【塾についてのアンケート】
調査対象:小学1年生〜中学3年生までの男女1042名
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:08年06月02日、16:00〜20:00




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