2007年11月01日 16時00分

上方落語界“初”『第1回上方落語検定』開催へ!

 大阪のNPO法人・国際落語振興会がこのほど、12月22日(土)に大阪・天満天神繁昌亭で『第1回上方落語検定』を開催することを発表した。今秋から女流落語家が活躍するNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』が始まるなど注目度が高まっている落語が、今回の“検定”を通して、幅広い層にその魅力をさらに浸透させていく。

 江戸時代に生まれた上方落語は、三味線や太鼓が頻繁にBGMとして流れる部分が、江戸落語との大きな違い。試験は、会場である繁昌亭の客席に座って筆記試験に挑み、「舞台(高座)を使った生問題もある」と、会場をフル活用した形で行われる。第2部の落語では、問題作成者の1人で同法人の理事長の三代目・桂小春團治氏が落語を披露。成績に応じて1〜5級までが判定される。なお受験料は2500円となっている。

 これまで、上方落語では資料館の開設や寄席の誕生など、プロのお笑いや落語などを“身近”に感じてもらう機会を増やしていたが、このような形でのアプローチは今回が初めて。桂小春團治氏は「元々は、コアな落語ファンにアピールするつもりでしたが、年配の一般落語ファンからの問い合わせが多い」と予想外の反響に喜んでいる様子。さらに「検定を含め、東西の落語ブームが相乗効果で、もっと大きくなれば!」と意気込んでいた。今後は、年に1回同検定を開催する予定。

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