家庭教師の勉強法とは?
家庭教師とは、生徒の自宅に出向いて授業を行うスタイル。法人が派遣する家庭教師や個人で契約している家庭教師などがあります。1人の先生に全教科を任せるため依存しがちですが、法人なら家庭の要望を受ける窓口があるのでそこまでではありません。また、法人の場合、授業の進め方や入試対策などのための研修や講習がありますが、個人の場合は先生の経験が大きく作用します。
家庭教師と個別指導塾の違い
家庭教師は生徒の自宅で授業を行いますが、個別指導塾は生徒が塾に出向く。このような“環境”が最も大きな違いです。家庭教師を選択した場合、通塾における送迎が発生しませんし、保護者にとっては目の届く範囲内で子どもが勉強しているという安心感もあります。もうひとつの違いは“先生”。個別指導塾では各塾の基準に基づいて採用していますが、とくに個人契約の家庭教師だと先生本人の質が指導内容に反映されやすいため、先生選びが重要になってきます。
家庭教師のメリット
- 自宅に先生が来るため、通塾の必要がない。
- 普段生活している環境で授業を行うため、落ち着いて取り組める。
- 先生1人につき生徒1人の1:1で授業が行われるため、周囲の目を気にせず理解するまで質問できる。
- 先生によっては、悩みなどの相談に乗ってもらうことも期待できる。
個別指導塾では……?
- 塾通いをすることで、学習習慣が身につく。
- 落ち着いて学習に取り組め、集中できる環境が整えられている。
- 少人数制の個別指導のため、周囲の目を気にせず理解するまで質問できる。
- 勉強の進め方や受験、進路などについて相談できる面談の場を設けているところが多い。
家庭教師のデメリット
- 自宅で勉強するため、緊張感が保てないことがある。
- 先生となれ合いの関係になってしまう場合がある。
- 個人で契約している家庭教師の場合、最新の受験情報の取得や対策などができないことがある。
- 先生の教科の得意・不得意によって差がでるなど、指導内容の質の確保が難しい。
個別指導塾では……?
- 自宅ではない環境で勉強するため、気持ちを切り替えることができる。
- “塾”という環境で接するため、先生と良い距離感を保つことができる。
- 最新の受験情報が集められているため、志望校の傾向を把握して対策をとることができる。
- 各塾の基準に基づいて採用しているため、先生の質が確保されている。
アドバイザー スクールIE/宗前南美氏