TOEIC(トーイック)とTOEFL(トーフル)の違いって?
とはいえ、どことなく名称が似ているTOEICとTOEFL。実際のところ、どのような違いがあるのかご存知ない方もいらっしゃるでしょう。ここではTOEICとTOEFLの違いを3つご紹介します。
TOEICとTOEFLの違いその1 試験目的の違い
一方のTOEFLは、「Test Of English as a Foreign Language」の略。日本をはじめ、英語を母国語としない国の人たちを対象に実施されているテストです。TOEFLは海外留学のための試験で、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの教育機関において入学・卒業の基準として用いられています。 これに準じて試験もアカデミックな内容となっており、先に述べたTOEICとは異なる勉強法が必要だといえます。
つまり、TOEICは「ビジネスに活かしたい」「日常会話を身につけたい」という人のための英語能力試験であり、TOEFLは海外で不自由なくキャンパスライフを送るために必要なテストなのです。
TOEICとTOEFLの違いその2 試験時間の違い
これに対してTOEFLの試験時間は約4〜4.5時間。TOEFLの試験は4つのセクションで構成されているため、おのずとTOEICよりも試験時間が長くなっています。試験前半はリーディングテスト60〜80分とリスニングテスト60〜90分。10分の休憩を挟んだのちに、後半はスピーキングテスト20分とライティングテスト50分(Integrated Task 20分、Independent Task 30分)が行われます。
TOEFLでは長丁場の試験でスキルを発揮するための集中力が求められます。そのことを念頭に入れて試験勉強に取り組むとよいかもしれません。
TOEICとTOEFLの違いその3 試験形式の違い
TOEICはマークシート方式。試験当日には問題用紙と解答用紙が配られます。会場で音声を聴いたり問題用紙を読んだりして答えを選び、解答用紙にマークします。大勢の人が集まる試験会場で緊張しすぎないよう、事前準備やスケジュール確認をすることが重要です。
TOEFLでは試験会場にパソコンが用意されており、それを用いてテストが行われます。受験者はマウスを握り、頭にヘッドセットを装着して全セクションの試験を受けることになります。スピーキングテストも対面ではなく、ヘッドセットのマイクに向かって喋る録音形式。独特な試験形式であるため、パソコンを使用した実践的なテスト対策が有効だといえるでしょう。