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英語に関する意識調査、10代から50代まで「学びたい」人が約7割

旅行者増加! 東京五輪も!みんなどう考えてる? 1,000人が答えた英語に関する意識調査

 2017年、訪日外国人数は過去最高の2,869万人を記録。東京五輪が開催される2020年には実に4,000万人を目標とするなど(日本政府観光局・JNTO)、日本のさらなる国際化は止まらない。そんな流れを受けて、2020年には小学3年生より英語教育が必修となり、その移行措置として多くの小学校では今年4月から段階的に新カリキュラムが導入される。こうした外国人や英語に触れる機会が増えた状況について、人々はどのように感じているのか。English Styleでは、10〜50代の一般ユーザー1,000人を対象に、英語学習についての意識調査を行った。

現状は「まったくできない」「初級レベル」が80%超

【自分の英語の実力は?】

  • 【英語を学びたいと思うか?】

 現在の10〜50代のほとんどは中学・高校で英語を学んでいる世代。英語力の自己評価として、基本的な挨拶や自己紹介ができる【初級レベル】と回答した人が53.7%という調査結果は、これまでの日本の英語教育の成果と言えるだろう。続いて、【まったくできない】と回答した人が31.5%、日常会話が可能な【中級レベル】が13.1%、専門用語等も理解できる【上級レベル】が1.7%という結果に。とはいえ、「英語を学びたい」という回答が実に66.2%に上ったことからも、自分の英語力に満足していない人がほとんどであることが伺える。

「英語でコミュニケーションを」、訪日外国人や東京五輪の影響大

  • 【英語を学びたい理由は?】

 英語を学びたい理由として特に多く上がったのが、海外・国内を問わず、英語による【コミュニケーション】を充実させたいという回答だ。特に「海外の人と交流する機会も増えてきているので」(兵庫県・20代・男性)「道を聞かれても答えられないことが多く残念に思っている」(大阪府・30代・女性)「海外からの旅行者が困っている時に助けになれる」(北海道・40代・女性)といった声からも、訪日外国人の増加を日常生活から実感している人が多いことが伺えた。

 特に若い層からは、2020年を前に「東京五輪の時にボランティアで活動してみたいから」(山口県・10代・女性)「東京五輪が開催されるので、外国人と交流があるかもしれない」(北海道・10代・女性)など、東京五輪に積極的に関わりたいという意欲が感じられた。


 さらに20代以上になると、「英文メールや電話にもっと応対できるようになりたい」(神奈川県・20代・女性)「英語で書かれた文書を読んで理解し、ディスカッションしたい」(愛知県・20代男性)「外資系の会社に働いていて時々必要になる」(東京都・40代・女性)など、【ビジネス】における英語スキルの必要性を実感している人が多くなる。街中のストアで働く外国人はすでに多く見られるが、今後はますます外国人雇用が増加することが予想されており、なんらかの形で英語に触れる業種も広がるだろう。

 また【海外エンタメを楽しむ】といった回答も多く、英語力のアップが趣味の充実に繋がると考える人は増えているようだ。

関心度1位は英会話教室、費用や時間などのハードルも

【どんな方法で学びたいか?】

  • 1位

    英会話教室……51.1%

    ・決まった時間・量で勉強して確実に上手くなりたい(東京都・20代・女性)
    ・相手を目の前にしている方が実践的だと思う(大阪府・30代・男性)
    ・自分だけで習得するのは無理だと思うから(宮城県・50代・女性)

  • 2位

    2位 CD/DVDなどの教材……23.4%

    ・人と対面しながら学ぶのは苦手だから(山形県・10代・女性)
    ・気軽に自分の好きな時にできるから(長野県・20代・女性)
    ・低コストで学べるから(青森県・20代・男性)

  • 3位

    3位 オンラインレッスン……22.8%

    ・自分の都合のいい時にできる(岩手県・10代・女性)
    ・実際に話すことで上手くなるしネットなら手軽(東京都・20代・女性)
    ・家に居ながらにして学べそうだから(大阪府・50代・女性)

 英語・英会話を学ぶ方法として、最も興味関心が高いのが【英会話教室】。その理由は「マンツーマンや少数クラスなど、自分に合うレッスンを受けられそう」(大分県・30代・男性)「実際の会話の中で身に着けるのが上達するし理解しやすい」(岩手県・30代・女性)など、対面で学ぶことによる効果や実践性に期待する声が多かった。また「ある程度の費用もかかるので途中で投げ出さずにできそう」(埼玉県・20代・男性)と、自分を追い込む意味でも英会話教室を有効と考えている人もいるようだ。

 ただし一方で、何かと現代人は多忙ということなのか、「通勤途中に学びたい」(奈良県・30代・男性)「自分のペースで進めたい」(北海道・50代・女性)など、時間・場所を問わない手軽さを重視する人も多い模様。中でも「音で聴いたほうが覚えられる」(東京都・20代・女性)などの理由から【CD/DVDなどの教材】、「一対一で場所を選ばずにでき、費用が安そうだから」(神奈川県・30代・女性)などの理由から【オンラインレッスン】への関心が多く上がった。ほか、費用の安さから、新たな英語教材として【英語上達アプリ】への注目度も上昇している。一方で【留学】をあげる人は少数派で、費用面や時間・場所が英語学習のハードルとなることが伺える。

 英語でコミュニケーションができるようになりたい人や必要性を感じている人は多数派ながら、多くの日本人は英会話スキルに自信があるとは言えないのが現状だ。そうしたギャップを埋めたいというモチベーションから、最新の学習法やツールの認知・関心が高まっていることも今回の調査で伺えた。
(文:児玉澄子)

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【調査概要】
調査時期:2018年2月9日(金)〜2月13日(火)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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