Q.相手に伝わる英文を書く「コツ」を教えてください
ライティングでは、読み手が誰であるかを考えて書くことが何より大切です。スピーチやプレゼンテーションの原稿、記事、ビジネスメール、友達へのメッセージなど文章のスタイルが異なっていても、共通していえることは、こちらが何を伝えたいのかをわかりやすく具体的に書いて、相手に理解してもらうことです。そのためには、無駄な表現は避け、シンプルに表現することが大切になります。
ポイントの一つとして、受験英語の思考から一旦離れて考えるようにしましょう。受験で覚えた上級英単語を使用したとしても、語法や文脈などで使い方を間違っていたとすれば、相手にこちらの意向が伝わりづらくなります。背伸びして難しい英単語を使っていると思われることで、かえって信用を失うことにもなりかねません。ですので、相手に伝わるようなわかりやすい英単語を選んで使うことが大切です。
ただし、同じ英単語だけを繰り返し使うと、その英単語しか知らないと思われ英語力がないと判断されることもあるので、当然単語力は必要になります。
【1】わかりやすい英単語を使用する
相手に伝わることを第一に考えて英単語を選びましょう。
【2】シンプルな構文を用いる
短文ばかりでは単調になりますが、無理に長文にして複雑な構文にする必要はありません。
【3】結論から書く
これは英語の基本です。日本では起承転結で文章を書くことが多いのですが、何を伝えたいのかをはじめに明確にします。
読解やリスニング、公的な会話などでは上級英単語は必要ですので、受験やTOEIC学習で覚えた英単語を生かす場はでてきます。しっかり覚えましょう。
>ビジネスシーンで失礼にならない英語の表現が知りたい
ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。