Q.初心者にも効果的なビジネス英語の学習法はありますか?
近年グローバリズムにより、海外出張や海外勤務だけでなく、会議やメールなどさまざまな場面でビジネス英会話が必要になってきています。ビジネス英会話は、学生時代の英語学習とは異なり、自分の業務に関わる英語の語彙力(ごいりょく)が必要になります。ビジネス英会話を使用する場面を4つに分けて、初心者でもできる学習方法を紹介しましょう。
【1:プレゼンテーション】
まず日本語でのプレゼンを考えてみましょう。母国語である日本語でプレゼンを行う際も、かなりの事前準備が必要です。自己紹介からプレゼンの目的や伝えるべき内容を書き込んだ台本を準備し、さらに質疑応答に対応するための想定問答集を作成します。
そこから所定時間内に終わるように何度もリハーサルを繰り返し、日本語で行ったこの一連のプレゼンの流れを英語で準備してみましょう。会議の場面でも有効です。必要な英単語や言い回しを覚えることができます。
【2:メール】
ビジネスメールは、タイトルもですが、内容も簡潔に書くようにします。本文では、まず結論から書くことが大切! ツイッターなど文字数制限があるようなSNSでは、ASAP(As soon as possible)などの略語を使用することが多いのですが、ビジネスメールでは企業の代表としてメールを送信していることを意識し、特にクライアントなどには略語を使わないようにしましょう。定型文を覚えることから始めてみては?
【3:電話】
電話では、相手の表情が見えず、ジェスチャーも使えないため、対面の場合より意思が伝わりづらいことがあります。そのため、電話での対応がスムーズにできるように、日頃から定型フレーズを覚えておくことが大切です。まずは、手元に定型フレーズを置いておくようにしましょう。何度も口に出してスムーズに英語がでてくるように練習します。電話を切ったあと、重要事項がある場合には電話で話した決定事項をメールで送っておくと安心です。
【4:日常英会話】
プレゼン、会議、メール、電話などのビジネス英会話以外に、会食やパーティなどでは、コミュニケーションのための日常英会話もやはり必要です。趣味や気になる話題など「英語ではなんと言うのだろう」と調べるクセをつけましょう。
実はビジネス英会話は、英語圏のマナーも一緒に、現場で覚えていくものとも言えます。英語の背景となる文化を踏まえて、ビジネスにおいて相手に失礼がないかなども重要です。独学のみでの学習よりも、ネイティブなビジネス英語を学べる英会話スクールと併せて、習得することも考えましょう。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。