Q.英語の学童保育はどのようなカリキュラムなのでしょうか？

子どもをインターナショナルプリスクールに通わせています。インターナショナルスクールに進学させずに、日本の小学校に入学した場合、英語力をキープできるのかどうかが心配です。夫婦共働きなので学童保育に預けるつもりですが、英語の学童保育もあると聞きました。どのようなカリキュラムなのでしょうか？

【A】スクールによってカリキュラムはさまざまです

　インターナショナルプリスクールで身につけた英語力を伸ばすために、英語ネイティブスピーカーの先生とのマンツーマンレッスンしている方もいるようです。それほど、日本の小学校に進んだあとは英語教育の環境を整えるのは難しいようです。

　インターナショナルプリスクールに通っていた子どもだけでなく、学童保育の時間に英語を学ばせたいといった保護者も増えており、英語を学ぶ学童保育やアフタースクールが増加しています。今回は英語の学童保育を中心に紹介します。

○東京インターナショナルスクール　中目黒アフタースクール
東京インターナショナルスクール アフタースクールは、住友商事が全国のパートナー企業とともに運営している学童保育サービス。質の高い教育カリキュラムと保護者が安心して預けられるサービスを組み合わせた、新しい形のアフタースクールです。

【カリキュラム】
身体を動かすプログラム／ディスカッションする時間／英語能力の強化プログラム／物語から学ぶ時間／探究プログラム（曜日毎にフード、アート、音楽、私たちの世界、仕事体験）など

【対象】
小学1年生〜4年生
http://tokyois-as.com/gakudo/

○六本木アカデミーガーデン　AGインターナショナル アフタースクール　
栄光ゼミナールの栄光のグループ会社であるエー・アンド・アイが運営。「東京インターナショナルスクール アフタースクールカリキュラム」を導入し、世界で活躍できる素地となる「グローバル・スキル」を学ぶ。

【カリキュラム】
探究型カリキュラムと英語を母国語としない子どもたちへの英語指導カリキュラム、21世紀型の学びを組み合わせた独自のもの

【対象】年長〜小学2年生
http://academy-garden.com/roppongi/index.html

○アフタースクール寺子屋
出版社の青月社が運営している学童保育で、庭がある一軒家が特徴。英語ネイティブの先生とは、英語でコミュニケーションをとり、ゲームや音楽、絵本の読み聞かせなどで楽しく英語を学んでいく。

【カリキュラム】
英語とそろばん、書道を専門講師から学び、将来にわたって役立つ基礎学力を身につける

【対象】
小学１年生〜小学4年生
http://schoolterakoya.com/

○NASキッズユニバーシティ
教育特化型の学童一貫保育施設。運営母体は、大和ハウスグループの「スポーツクラブNAS」。グローバル時代をたくましく生きる力を伸ばすことを目的に作られた。楽しみながら学んで、英語力と運動能力が身につく。施設内の一角に畳スペースを設けるなど、真の国際人となるために不可欠な日本文化への理解も深める。

【カリキュラム】
世界の通じる英語教育（実践的な児童英語で定評のあるmpiメソッド）＋スポーツクラブでの運動指導（プールなど）

【対象】
就園前の2歳〜12歳まで
http://www.nas-club.co.jp/nku/

One more アドバイス
学校や自宅まで送迎サービスがあるスクールもあります。詳細は事前に公式サイトで必ず確認し、体験入会ができればそこで子どもの反応を見ましょう。親子で納得して入会できる学童保育があればいいですね。

>さまざまな子ども英語教室がありますが、特長を教えてください
>英語が苦手でも、子どもに読み聞かせをした方がいい？

【文・取材／寺本亜紀】
ライター、映像翻訳者（映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳）。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。