Q.欧米の人が使う「bae」の意味を教えてください
「bae」は欧米を中心に使われているインターネットスラングです。日本でもVineやツイッターで「happy birthday bae」「thanks bae」など若い世代を中心に使われるようになってきています。
「Happy」の楽曲で知られるファレル・ウィリアムスの「Come Get It Bae」が、ユニクロやレッドブルのCMに起用されたことも日本で一般的に知られる一因となったようです。
「bae」はbabyやbabeからきていますが、そのほか「before anyone else(誰より先に)」の略でもあります。「愛しい人」「大好きなもの」といった意味で使われることが多いようです。
(使用例)
Bae I love u so much
my bae
I just made a ba
ただし、「bae」はデンマーク語では、英語の「poop(うんち)」の意味もあるそうなので、使い方には注意しましょう。
ネットのスラングといえば、最近では「bae」と同様に「ZAYUM」もよく使われています。これは「すてき、完ぺき、いいね」などの意味で使われることが多いようです。
このほか、以前からネットスラングとして使われている「LOL(lol)」。これは、「Laughing out loud(大笑い)」の略語です。ちなみに、日本でいう「w(笑)」は海外では通じません。
ちなみに、「Party Rock Anthem」の曲で有名な米エレクトロホップデュオのLMFAOは、ネットスラングの「Laughing My Fucking Ass Off(大爆笑)」をグループ名にしたと言われています。ただ、Fワードは英語圏の公の場では用いられることは基本NGなので、文化や背景を知らないまま日本人が使うのは避けたほうがいいでしょう。
インターネットスラングは、親しい間柄でなければ相手の心象を悪くすることもあり、誤解を生む原因になります。また、日本の流行り言葉と同様、すぐに古く感じられることもあり、下手に使うと恥をかくこともあるので、使い方には注意が必要です。
例え、ネットスラングだとしても、その意味を調べることで英語への興味が湧いて、学習へとつながれば非常にいいこと。英会話スクールによっては、インターネットスラングなどを教えてくれるところもあるようです。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。