AAA宇野実彩子、英会話のきっかけは耳から「モノマネ感覚が大事」

 これまで、番組や映画でその英語力を披露してきたAAAの宇野実彩子。2017年には西島隆弘とともに、ディズニー映画『美女と野獣』の英語詞の主題歌「BEAUTY AND THE BEAST」を歌い、大きな話題となった。そんな彼女のソロデビュー作「どうして恋してこんな」のミュージックビデオは、NYで撮影。オフには現地でのコミュニケーションも楽しんだとか。幼少期から英語に親しんできた宇野が、勉強法から海外での心構えまでを語ってくれた。
  • 写真集『about time』(3/1発売・小学館)より

    写真集『about time』(3/1発売・小学館)より

――バレンタインデーにソロデビューした宇野さん。シングル「どうして恋してこんな」はとても女性らしさを感じる曲ですね。
宇野実彩子 私は耳が心地いいと喜ぶような音楽が好きなので、自分の作品もそうしたくて。AAAを応援してきてくれたファンの皆さんに「近づけるようになったかな?」と感じるようになったことも、制作するうえで大切な要素になりました。ライブではみんなのことが見えますし、SNSでも繋がれる。そうやって密になれることで、ファンの方たちはどんな音楽が好きで、どんなファッションが好きで、どんな恋をしていて…みたいに想像できるようになりました。そこは実際に私がこれまでに通ってきた道でもあるので、必ず共感する部分があるんですね。だから、皆さんの気持ちを代弁できたらいいな、と思っています。

――そんな宇野さんは英語がお好きで、メンバーにも教えたことがあるとか。興味を持ったきっかけは?
宇野実彩子 私の姉が、交換留学か何かで日本に来ていた海外のお友だちを家に呼んだことがあって、その時に聞いた英語の会話に「何だろう?」と思ったのがきっかけです。なので、まずは耳から入りました。小さい頃から、聴いたままの洋楽のフレーズをカタカナ言葉にしてみたり。家族が国際交流に積極的だったので、小5の時にサマーキャンプでドイツへ行っていろいろな国の子と英語で会話することもしましたし、中3の夏にはイギリスへ短期留学して改めて学び直したりしました。

――発音が非常に滑らかですよね。
宇野実彩子 ありがとうございます。幼い頃から興味を持っていたのもあると思います。必死に練習したわけでもなく、滑らかに歌うように話したらカッコイイと単純に思ったので、それっぽくやってみようと(笑)。モノマネ感覚ですね。やっぱり、小さい頃の柔軟性はとても大きいと思います。

――宇野さん流の学び方はありますか?
宇野実彩子 ずっと英語の授業が好きでしたし、好きな科目だからこそ「絶対に落ちこぼれたくない!」と思って、毎朝早起きして勉強していました。そんな“好き”が学ぶ力になった気がします。教科書や参考書以外にも、ドラマや映画を字幕で観たりと、英語は音楽やエンタメとくっつけられるので、学び方はいくらでも広げられると思います。

――エンタメからの学びの方が実用的?
宇野実彩子 ベースは教材で学ぶものの方だと思います。エンタメ作品だけでは、なかなか基礎は学べないので。

――英語でコミュニケーションできるようになる秘策をあげるとしたら?
宇野実彩子 それは私にとっても課題。日本にいると会話力が乏しくなってしまうので、たまに英会話の先生のところへ行くのですが、「あとは友だちを作るだけだよ」と言われて。実践のみなんです。でも、私も教科書を飛び出して会話になったらパニックになりますし、環境に飛び込んで慣れるしかないと思います。

――以前、西島隆弘さんと「BEAUTY AND THE BEAST」で英語詞の歌唱を披露しましたが、会話とはまた違いますか?
宇野実彩子 歌では、母国語でないと声を伸ばす部分に違和感が出ることがあるので、ネイティブの方に確認するようにしています。歌う時は少し大袈裟なくらいがちょうどいいのかな。たとえば、普通に日本語で会話をしても、伝えるために自然と抑揚をつけますよね?
――「どうして恋してこんな」のMVは、NYで撮影しました。
宇野実彩子 アメリカのドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』も観ていたので、やっぱり憧れの街なんです、NYって。セントラル・パークへ一人で行ってのんびりするのもうれしかったですし、タイムズスクエアを見回して街に浸ってみたり。撮影以外でもいろいろな街並みを見ながら、憧れの地にいる自分を堪能していました(笑)。私は散歩するのが好きで、海外だとより散策したくなるんです。一人でいる時間も好きなので、空き時間に買い物へ行ったり、カフェ巡りをしましたね。

――滞在中、英語での会話にトライしましたか?
宇野実彩子 会話のキャッチボールがたくさんできたわけではないけれど、店員さんとは話せて楽しかったです。日本人は恐縮しがちだけど、明るく“できる風”を装うのもいいのかなって(笑)。旅ってドギマギすることがあるけれど、伝えたいことはちゃんと言える冷静さとどっしり構えることができたら、より訪れた国を楽しめる気がします。大人だからできることかもしれないですが。

――会話の上達法は“恐れないこと”だと。
宇野実彩子 みなさんわかっていると思うんですけどね。内に入らず、その状況を明るく過ごす。もっと気軽になることで会話もグッと上達するんじゃないかなと思います。
(文:洲崎美佳子)

【インフォメーション】
3月1日には写真集『about time』(小学館/撮影:倉本GORI)を発売する。
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