受講生が語る英会話・マンツーマンレッスンの魅力
コミュニケーションを目的とするなら、リスニング能力、スピーキング能力、語彙力などの方面から、トータルで鍛えたいもの。検定などの試験対策とは違い、英会話に慣れたいという思いから、あらためて英会話レッスンに通ってみようかとチャレンジしてみる。実際に、英会話のマンツーマンレッスンに通ったことのある受講経験者に集まってもらい、その体験談 を聞いてみた。
H彰さん(30代・男性)
短期集中5日間のマンツーマンレッスンを受講。朝9時から夕方5時までみっちり詰まったスケジュールで、本人と同様に先生にも疲労感が見られたが、スパルタ授業のかいもあって耳も慣れ、英語が聞き取れるようになったと感じている。
Mさん(40代・女性)
外国人の友人が多く、英語以外の言語も学びたいと思ったのが、英会話教室へ通い始めたきっかけ。実際に選んだのは、ポルトガル語と英語の両方を話せる先生で、他に生徒もいなかったため、結果的にマンツーマンレッスンとなった。
T之さん(40代・男性)
外国人の友人と意思疎通ができるようになりたいと思い、マンツーマンの英会話教室へ。他にグループレッスンや独学でも英語を勉強している、英語学習の達人。将来の夢は海外で生活すること。
T記さん(40代・男性)
大学の英文学科卒で、学校の勉強はできるが日常の英会話ができない自分を変えたいと思い、英会話教室へ通っている。過去にグループレッスンに通った経験もあるが、マンツーマンの会話を重視したいと思い、個人レッスンを選択した。
「大学時代、海外留学生の友人と交流はしていたが、自分の英会話力が十分ではなく、心残りがあった」(H彰さん)
「外国人の友人が増えたのはいいけれど、英語が思うように話せず もどかしい思いをすることがあったのに加えて、海外で生活してみたいという願望が芽生えた」(T之さん)
「大学では英語科を専攻していた けれど、文献は読めても英会話ができないというジレンマを解消したかった」(T記さん)
「学生時代に仲良くなったブラジル人の友人との交流が復活したことで、英語はもちろん、他の言語も一緒に習いたいと思ったのがきっかけ」(Mさん)
などと、実際に使う場があるからこそ、レッスンに通いたいと思った人がほとんど。しかも、最初からマンツーマンレッスンが希望だった。
Mさんは、「マンツーマン限定で探すというよりは、2つの言語をミックスして習う人が自分しかいなかったため、結果的に1対1となった」という。こうした事例はときどきあるようで、「セミグループなどの少人数制のクラスで、欠席者が多数いたために、結果的にマンツーマンになったことがある」とT之さん。また、郊外などの 規模が小さいスクールでは、グループレッスンでありながらマンツーマン体制になったりするとも 。もちろん毎回とはいかないので、「みっちりと1対1でのレッスンを望むなら、マンツーマンのクラスを選択するべき」と主張した 。
「英会話は慣れるのが上達の近道。グループだと日本人同士でけん制し合ったり、遠慮したりしてしまう。その点、1対1 ならみっちりと会話のキャッチボールができます。文法が少しくらいおかしくても、とにかく時間いっぱい、話しまくりました。勉強というよりは、英語で話すのが楽しいから通っていましたね」(T之さん)
「個人 レッスンだと、自分に合わせた内容で授業を進めてくれるのがありがたい。趣味や仕事など、好きなテーマで話ができたり、間違いなどもその場で指摘してくれたりと、レッスンの内容が濃い」(T記さん)
「私の場合は、英語とポルトガル語で同時に話してもらいました。先生を独り占めできるので、自分のペースに合わせてテンポよく学べましたね」(Mさん)など、1対1でのレッスンを選んで正解だったと力説 。
ちなみに、H彰さんのみ、マンツーマンでの短期集中講座に参加。週末を含めて5日間、朝9時から夕方の5時まで、フルタイムでレッスンを受けたという。「短期留学じゃないけれど、この時間は英語のシャワーを浴びっぱなしでした。疑問に思ったことは、その場ですぐに質問して解決。強化合宿のように、だいぶ自分の英会話力を底上げできたと思います」(H彰さん)
デメリットとしては、料金が高いために継続が難しいこと。5日間で約20万円の授業料が高いか安いかは、その人の目的次第かもしれない。英会話を習い続ける場合は、自分の予算に応じて回数を調整しながら受講する必要がありそうだ。
レッスン料に関しては、「相場を調べて、1回1万円以下で探しました」(Mさん)、「割とバラつきがあったので、知名度を重視して選びました」(T記さん)、「僕が探したときは月に2万円以下が多かったので、その値段で通える所にしました」(T之さん)など、入念にリサーチした上で決めたという。まずは、マンツーマンレッスンについての情報集めから始めてみよう。