2018年05月06日 10時00分

アカデミー衣装デザイン賞を受賞、美しすぎるドレスと狂気の演技とは?

映画『ファントム・スレッド』、狂気の仕立て屋と美しいドレスに注目(C)2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved [拡大する]

映画『ファントム・スレッド』、狂気の仕立て屋と美しいドレスに注目(C)2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved

 第90回アカデミー賞で、衣装デザイン賞を受賞した映画『ファントム・スレッド』。ほか、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞など6部門にノミネートされた期待の作品が、5月26日に公開する。世界のメディア各紙から絶賛された衣装とは?

 同作の舞台は、1950年代のロンドン。英国ファッションの中心的存在だったオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックと、若きウェイトレス・アルマとの究極の愛の形を描く。

 まず注目したいのは、やはり衣装デザイン賞を受賞した美しいファッションの数々。こだわりぬかれた映像美は、「あまりの美しさに酔いしれる!」(ニューヨークタイムズ紙)など、世界のメディアからも高い評価を得ている。

 衣装デザインを担当したマーク・ブリッジス氏が率いるチームは、当時のデザイン全般を研究し、50点もの衣装を作り上げたとか。同氏は、「すべてアンティークや当時実際に使われていた生地でゼロから作っていった」と自信をにじませている。

 レイノルズを演じた主演のダニエル・デイ=ルイスは、これまでアカデミー主演男優賞を3度も受賞した名優。撮影前、約1年間もドレス作りを修行した彼は、最終的にはバレンシアガのスーツを複製できるほどの腕前になったという。本作で俳優業引退を発表しているデイ=ルイス。その狂気的な演技、そしてアルマ役のヴィッキー・クリープスらが着こなす美しい衣装に、ぜひ注目したい。

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