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「英語もひとつの武器」キャスター松岡修造が語った羽生、錦織の実力

『修造テニササイズ with! 君ならできる!Let'sエクササイズ』を発売した松岡修造 (C)oricon ME inc. [拡大する]

『修造テニササイズ with! 君ならできる!Let'sエクササイズ』を発売した松岡修造 (C)oricon ME inc.

 元テニスプレイヤーでスポーツキャスターの松岡修造が、自身初のDVD付きエクササイズ本を発表した。自身も17歳で単身渡米、その後もテニスプレイヤーの育成を手がけている松岡。今でこそ錦織圭や大坂なおみら日本人選手が世界で活躍することも多いが、「才能があっても海外に出て行けない人たちをたくさん見てきた」という。一流アスリートに立ちはだかる言語の壁、そして松岡が目撃した彼らの意外な一面とは?

◆「つねに英語で受け答え」、平昌五輪で見た羽生選手の姿勢

――松岡さんは、平昌五輪で現地取材をした際に外国人選手に英語でインタビュー。そんな姿勢が視聴者からも好評でした。
【松岡修造】実は単語や文法も無茶苦茶。うちの子どもからも、「そんな発音の英語で、なんでインタビューできるの?」と言われたくらいです(笑)。英語といえば、平昌ですごくいいなと思ったのが、フィギュアの羽生結弦選手。次々に海外の記者からインタビューされていたんですが、つねに英語で受け答えをしていて。記者会見でも羽生さんは英語で話されていますよね。羽生さんのそういった自立心や決断力、自分の可能性を高める姿勢は演技にも表れている気がして、素晴らしいなと思います。

◆世界で活躍する錦織選手、「昔は英語を一切しゃべれなかった」

――松岡さんも17歳で単身渡米。やはり世界的なアスリートには英語は不可欠ですか?
【松岡修造】アスリートにとって、英語はひとつの武器になります。とくにテニスでは、才能があっても言語の壁に阻まれて、海外に出て行けない人たちを僕はたくさん見てきた。例えば野球選手だと通訳が入ることもありますが、テニスの世界ではそういうわけにはいかないんです。遠征先の宿の予約も自分、練習相手も自分でお願いするから、英語は必須。だから、僕のジュニア合宿(『修造チャレンジ』)では昔から、子どもたちに英語の大切さを伝えています。

――なるほど。
【松岡修造】実は、今でこそ世界で活躍している錦織(圭)選手も、昔は英語を一切しゃべれませんでした。彼もジュニア合宿に参加していたんですが、そこで行っていた英語ミーティングでは、とても嫌そうだった(笑)。だから今、錦織選手が優勝スピーチなどで英語を話す姿は、僕としてもとても感慨深いですね。現在、合宿に参加した子どもたちには、英語を話せなかったころの錦織選手の映像を見せているんです。まったくしゃべれなかった彼が変わっていく姿を見ることで、子どもたちにも「やろう」「できる」という気持ちが芽生えてくると思います。

◆「テニスより、応援やインタビューの才能のほうがあると思う(笑)」

――五輪・パラリンピック、その後も非常にお忙しいと思いますが、疲れた様子をまったく見せないのはさすが。パラリンピック時は『修造テニササイズ with! 君ならできる!Let'sエクササイズ』(KADOKAWA刊)の発売イベントで一時帰国、とんぼ返りしていましたね。
【松岡修造】全然大丈夫ですし、ちょうどいい運動になりました(笑)。パラリンピックに行っている間も、ホテルの部屋で1人でやっていたくらいなんですよ。テニササイズは本当にいい体幹運動になります。

――松岡さんのパワフルさ、熱さは広く知られていますが、バイタリティの源は?
【松岡修造】それは“応援すること”ですね。人が喜んでくれる、笑顔になってくれるためならいくらでもスイッチが入るし、疲れたとか嫌だということは一切ありません。自分が応援されるより、誰かを応援すること。そして、自分で語るよりも人の話を聞く方が僕は好きなんですよね。選手時代は応援される側、取材される側だったけど、今の方が向いている気がする。テニスより、応援やインタビューの才能のほうがあると思います(笑)。
(文:今 泉)

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