本格的な花粉シーズンに突入し、花粉症の辛い症状に毎日悩まされている人も少なくないだろう。花粉の種類も、スギ、ヒノキなどさまざまだが、花粉症の有病率は2019年で42.5%で、スギ花粉症はほぼ3人に1人が罹っていると推定されているという(※)。そこで今回は「花粉」「花粉症」の英語表現をはじめ、花粉症の症状を表す時に役立つ英語表現を紹介しよう。
■「花粉」「花粉症」「アレルギー」を英語で表すと
「花粉」を英語にすると “pollen” だ(発音は「ポレン」ではなく「パラン」に近い)。ただし「花粉症」を表す場合には“hay fever”が最もよく使われる。
・I have hay fever.
私は花粉症です
・I'm suffering from hay fever.
私は花粉症に苦しんでいる
または、花粉症はアレルギーの一種なので「アレルギー」を表す “allergy” を使うこともある。「〜にアレルギーがある」を表す “be allergic to 〜” も合わせて覚えておくと便利。
・私は花粉アレルギーです
I have a pollen allergy.
I'm allergic to pollen.
花粉症の原因となりやすい「スギ花粉」は “Japanese cedar pollen”、「ヒノキ花粉」は “Japanese cypress pollen”、「ブタクサ花粉」は “ragweed pollen” だ。詳しく説明したい場合には、上の例文の “pollen” をこれらの単語に置き換えることができる。
■「鼻水が出る」「涙が出る」…花粉症の症状を伝える場合
花粉症の症状として代表的なのは、鼻水・鼻詰まり・涙目・目の充血などだろう。それに加えて「かゆみ」が現れることもある。それぞれ英語ではどのように表現するのか紹介しよう。
「鼻水が出る」は“runny nose”、「鼻詰まり」は“blocked/stuffed(stuffy)nose”などがよく使われる。動詞は、病気や症状を表す時の定番である“have”を使おう。
・鼻水が出ます
I have a runny nose.
・私は鼻が詰まっています
I have a blocked nose.
I have a stuffy nose.
「涙が出る」「涙目」は直訳すると “tear” を使いたくなるが、花粉症の症状のような場合には“watery eyes”で表すのが一般的だ。
・花粉症の症状には、目の充血・涙目・鼻水・くしゃみなどがある
Symptoms of hay fever can include red or watery eyes, a runny nose and sneezing.
「かゆい」を表す形容詞は“itchy”だ。「目(鼻)がかゆい」は「かゆい目(鼻)を持っている」と表現することも多い。
・目がかゆく、充血・涙目になります
I have itchy, red and watery eyes.
・喉がかゆいです
I have a itchy throat.
■「Bless you」と言われたら何と返事する?
「くしゃみ」も花粉症の症状の一つに挙げられるだろう。「くしゃみをする」は英語で言うと“sneeze”だが、英語圏の国では、くしゃみをした人に 「(God) bless you!」と声をかける習慣があるのをご存知だろうか。
これは直訳すると「神のご加護を」という意味になる。この習慣の由来は諸説あるが、くしゃみをすると魂が体の外に飛び出す、または邪悪なものが体内に侵入するとも信じられていた。そこで「神のご加護を」と声をかける風習が生まれたようだ。
現代ではもはや単なる習慣に過ぎないが、よく見られる光景なのでぜひ覚えておこう。家族・友人などの親しい人どうしだけではなく、他人にも同じようにするので、例えば偶然隣りに座った人がくしゃみをした時に「(God) bless you!」と声をかけても変ではないのだ。
もし自分が「(God) bless you!」と言われたら「Thank you.」と一言答えよう。
※環境省「花粉症環境保健マニュアル2022」より
記事/(C)日刊英語ライフ
ニュージーランドを拠点に活動するYoko Osadaによる英語コラムサイト(https://kiwi-english.net/)。ネイティブから学んだ使える英語と多くの人がひっかかりそうな文法・フレーズなどを「簡単に分かりやすく」日刊で紹介している。
■「花粉」「花粉症」「アレルギー」を英語で表すと
「花粉」を英語にすると “pollen” だ(発音は「ポレン」ではなく「パラン」に近い)。ただし「花粉症」を表す場合には“hay fever”が最もよく使われる。
・I have hay fever.
私は花粉症です
・I'm suffering from hay fever.
私は花粉症に苦しんでいる
または、花粉症はアレルギーの一種なので「アレルギー」を表す “allergy” を使うこともある。「〜にアレルギーがある」を表す “be allergic to 〜” も合わせて覚えておくと便利。
・私は花粉アレルギーです
I have a pollen allergy.
I'm allergic to pollen.
花粉症の原因となりやすい「スギ花粉」は “Japanese cedar pollen”、「ヒノキ花粉」は “Japanese cypress pollen”、「ブタクサ花粉」は “ragweed pollen” だ。詳しく説明したい場合には、上の例文の “pollen” をこれらの単語に置き換えることができる。
■「鼻水が出る」「涙が出る」…花粉症の症状を伝える場合
花粉症の症状として代表的なのは、鼻水・鼻詰まり・涙目・目の充血などだろう。それに加えて「かゆみ」が現れることもある。それぞれ英語ではどのように表現するのか紹介しよう。
「鼻水が出る」は“runny nose”、「鼻詰まり」は“blocked/stuffed(stuffy)nose”などがよく使われる。動詞は、病気や症状を表す時の定番である“have”を使おう。
・鼻水が出ます
I have a runny nose.
・私は鼻が詰まっています
I have a blocked nose.
I have a stuffy nose.
「涙が出る」「涙目」は直訳すると “tear” を使いたくなるが、花粉症の症状のような場合には“watery eyes”で表すのが一般的だ。
・花粉症の症状には、目の充血・涙目・鼻水・くしゃみなどがある
Symptoms of hay fever can include red or watery eyes, a runny nose and sneezing.
「かゆい」を表す形容詞は“itchy”だ。「目(鼻)がかゆい」は「かゆい目(鼻)を持っている」と表現することも多い。
・目がかゆく、充血・涙目になります
I have itchy, red and watery eyes.
・喉がかゆいです
I have a itchy throat.
■「Bless you」と言われたら何と返事する?
「くしゃみ」も花粉症の症状の一つに挙げられるだろう。「くしゃみをする」は英語で言うと“sneeze”だが、英語圏の国では、くしゃみをした人に 「(God) bless you!」と声をかける習慣があるのをご存知だろうか。
これは直訳すると「神のご加護を」という意味になる。この習慣の由来は諸説あるが、くしゃみをすると魂が体の外に飛び出す、または邪悪なものが体内に侵入するとも信じられていた。そこで「神のご加護を」と声をかける風習が生まれたようだ。
現代ではもはや単なる習慣に過ぎないが、よく見られる光景なのでぜひ覚えておこう。家族・友人などの親しい人どうしだけではなく、他人にも同じようにするので、例えば偶然隣りに座った人がくしゃみをした時に「(God) bless you!」と声をかけても変ではないのだ。
もし自分が「(God) bless you!」と言われたら「Thank you.」と一言答えよう。
※環境省「花粉症環境保健マニュアル2022」より
記事/(C)日刊英語ライフ
ニュージーランドを拠点に活動するYoko Osadaによる英語コラムサイト(https://kiwi-english.net/)。ネイティブから学んだ使える英語と多くの人がひっかかりそうな文法・フレーズなどを「簡単に分かりやすく」日刊で紹介している。
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2023/03/14