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新作アルバムもヒット中、ゴシップも味方にする歌姫テイラー・スウィフトの魅力

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アルバムを発売したテイラー・スウィフト

 現在発売中のテイラー・スウィフトのニューアルバム『レピュテーション』が、日本でも世界中でもヒット中だ。大胆に自身のプライベートを取り上げたミュージックビデオも話題だが、彼女がここまで支持される理由はどこにあるのだろうか?

◆ヒット中のアルバムで、自身のゴシップを音楽に昇華

 テイラー・スウィフトのニューアルバム『レピュテーション』が、オリコン週間総合アルバムランキングで3位をマークした。TOP3入りは通算3作目で、自己最高位タイ。世界中でもヒットを記録している本作は、現在大きな注目を集めている。発売タイミングでは東京・表参道で期間限定の『テイラー・スウィフトなりきりスタジオ』がオープンし、今作にも収録されたシングル曲「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ〜私にこんなマネ、させるなんて」のMVに登場する“宝石風呂”を再現。彼女同様、ジュエリーに包まれるセレブ気分を体験できるとあって、多くの女性で賑わった。日本、そして世界中の音楽ファンを惹きつけてやまない理由とは何であるか。改めて彼女の魅力を今作から探ってみようと思う。

 “評判”というタイトルを付けた今作を最も象徴する楽曲は、前出の「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ〜私にこんなマネ、させるなんて」に他ならない。すでにご存知の方も多いと思うが、2009年のMTVミュージック・アワードが発端となったカニエ・ウエストとの確執やセクハラの被害を訴えて勝利したことなど、“過去の私と決別する”というメッセージが込められている。このMVは、テイラーがゾンビになって墓場から出てくる…という想定外のオープニングからいくつもシチュエーションが変わるが、その変化にはひとつひとつきちんとした背景がある。金の鳥かごの中で豪華な食事をするシーンでも、“飼い慣らされるなんてムリ!”という自立性を表現。つまり、この曲でテイラーは、自分らしく生きることを伝えているのだ。

◆皮肉を込めた部分でもクスッと笑えてしまう

 彼女ほど、音楽以外のプライベートが取り上げられる女性アーティストはいないのでは?と思うくらいゴシップが多いのも事実だけど、そこから派生する評判を見事に音楽に昇華させているのがテイラーのすごいところ。日常で感じたことを音楽にするアーティストは多い。ひとつの恋愛で5曲は書けると豪語するアーティストもいるほど、実体験した恋愛をラブソングにする人も多い。

 ならば、なぜ彼女の曲は、その中でもぶっちぎりで支持されるのか。それは、そういったものも含めて、エンタテインメントにすることに長けているからだろう。彼女はメッセージ性が強い楽曲を、目で楽しませてくる。だから、例えば皮肉を込めた部分でもクスッと笑えてしまう。エアプレーンをバックに過去のテイラーが登場するシーンでは、“一番端のテイラーはあの時の彼女だよね?”なんて答え合わせもできて、“ここにもゾンビが”とツッコミも入れたくなる。しかも、そこはさすがトップアーティスト、チープ感がまったくない。あのバスタブで使用したジュエリーだけでも10億円はくだらない数を用意したというのだから、全制作費はどれだけなのか見当もつかない。

 こういったエンタテインメント性が高いMVは、「バッド・ブラッド feat.ケンドリック・ラマー」や「シェイク・イット・オフ」など、これまでにもたくさん制作してきたけれど、過去作を超えるものを作り出そうとする努力は相当なもののはず。でも、彼女はやってのけてしまう。それだけの器量とクリエイティブなセンスを持っているということだ。もともとカントリーミュージックでデビューした彼女が、次第にポップスへと音楽の幅を広げた(今作の「…レディ・フォー・イット?」では初のラップにも挑戦)ことも現在の人気につながっているように思うが、長く愛されている理由は、間違いなくエンタテイナーになったからだろう。

◆抜群のファッションセンスを女性たちが支持

 そして、忘れてはならないのが、彼女の抜群のファッションセンスだ。多くの女性たちから絶大な人気を誇る理由はそこにある。スレンダーなテイラーだから着こなせることもあるが、やっぱりコーディネートのセンスが良くなければ支持はされない。アルバム『レッド』の時には真紅のリップが印象的だったけれど、2014年の来日時の合同インタビューの場では、クラシカルなファッションがとても上品だった。翌年、『1989』ツアーの東京ドーム公演では、グッズにドームを1周する行列ができていたが、やはりTシャツが抜群に可愛かった。

 そんな彼女のセンスはファンとの交流にも反映されていて、過去にはファンを自宅に招いてアルバム試聴パーティを開催したり、プロモーションで訪れた日本を含めた滞在地のお土産をクリスマスプレゼントしたり。今回もロンドンでリスニングパーティを開くなど、ファンとの交流にも、彼女らしさがいっぱい。音楽でもそれ以外でも、そこには必ずテイラー・スウィフトらしさがある。そんなところが世界中の人々に愛されるのだろう。
(文:洲崎美佳子)

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