震災時も外国人読者に寄り添う 英字新聞“120年”記念展からみる日本

記念企画展『英字新聞が伝えた「日本」−ジャパンタイムズ120年のあゆみ』 (C)oricon ME inc. [拡大する]

記念企画展『英字新聞が伝えた「日本」−ジャパンタイムズ120年のあゆみ』 (C)oricon ME inc.

 日本を代表する英字新聞会社であるジャパンタイムズが、創刊120年を記念した展示会『英字新聞が伝えた「日本」ージャパンタイムズ120年のあゆみ』を、ニュースパーク(日本新聞博物館/神奈川県・横浜)にて12月24日(日)まで開催している。長い年月を掛けて重ねてきた英字新聞から日本の歴史をみることができる。

 館内に入ると目の前に広がるインパクトのある紙面の数々。明治30年から発行し続けてきた約50万ページの紙面より、年代やテーマ別に約120点の紙面を厳選して展示している。創刊号には、言語の違いやギャップを埋めるという「英字新聞を作った理由」を社説として掲載。1面のほとんどを広告で埋めるなど、当時の英国の新聞を参考にしたという紙面を展示している。

 戦時中の紙面コーナーでは、厳しい検閲により「NIPPON TIMES」と改名せざるを得なかったり、ダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官の特集を組むなど、当時の状況が垣間見える。またそのような状況下でも、日本の食生活や文化などを外国人へ紹介するなど、日本の本当の姿を見せる努力を惜しまない姿がみえる。

 また、関東大震災(1923年9月)、阪神淡路大震災(1995年1月)、東日本大震災(2011年3月)の震災に関するコーナーでは、当時の状況だけではなく「被災状況が日本語ばかりでわからない」という外国人からのリアルな意見から、避難場所の情報を表にして伝えたり、NGOと連携を取って情報収集をしたり、日本の新聞にはない独自の記事を載せていることがわかる。

 さらに中央に展示された日曜版内「TimeOut」の展示コーナーでは、鮮やかなカラー紙面が多く並ぶ。歌舞伎や文楽など伝統文化から、サンリオキャラクターのハローキティやアニメに関する記事、草間彌生などアーティストのインタビューまで、幅広く日本の文化・エンターテイメントを発信した記事を展示。ほかにも、相撲やオリンピックなどのスポーツ、旅館での過ごし方など、英語や日本語教育に関する出版物など、さまざまな角度から見た日本を紹介している。

 ちなみに同展示会を記念して、29日(日)には、英字新聞への広告掲載の背景やグローバル視点からみたコミュニケーション戦略についてのパネルディスカッションが開催決定。ほかに11月4日(土)に同紙編集長による英字新聞の読み方や英語力アップのための活用法などの講演も開催予定。

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