“選ぶ”の意味では使われない 「pick up」の正しい使い方

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“ピックアップする”は和製英語だった! ネイティブに通じる正しい使い方は?

 “ピックアップする”という言葉をテレビや雑誌、インターネットなどでよく見かける。多くの場合、「pick up」は「選ぶ」または「おすすめの」という意味で使用されている。だが、本来「pick up」には、そのような意味はない。 “キスマーク”や“バージョンアップ”と同じ、意外と知られていない和製英語のひとつなのだ。今回は「pick up」の本来の意味と、そこから派生した使い方を紹介していきたい。

 「pick up」は訳すと、「持ち上げる」「拾い上げる」という意味。「pick up with〜(〜を使って持ち上げる)」のように、「何を使って」の指定がない限りは「(手を使って)持ち上げる」というニュアンスになる。

・Pick up a coin from the floor.
「床からコインを拾い上げる」

 「物を持ち上げる」という意味から派生して、「片付ける」「受話器を持ち上げる」の動作から、「電話に出る」という意味でも使われる。

・Pick up your books.
「自分の本を片付けなよ」

・Pick up the phone.
「電話に出る」

 そのほかにも、使う状況によっては「迎えに行く」や「買う」という意味にもなる。

・Pick me up at the park.
「公園に迎えに来て」

・I will pick him up.
「私が彼を迎えに行くよ」

・Could you pick up some milk on your way home?
「帰りに牛乳を買ってきてくれない?」

 このように「pick up」は、本来の「持ち上げる」「拾い上げる」といった意味から派生し、さまざまな意味で使われている。だが、「選ぶ」という意味では使われない。「pick」を含んで「選ぶ」という意味になる表現には、「pick out」がある。

・I picked out a tie for you.
「あなたのためにネクタイを選んだの」

・Pick out anything you want.
「欲しいものをなんでも選んでね」

 ビジネスシーンにおいても、「必要な資料をピックアップしておきました」という使い方をしている人も少なくないはず。だが、英語では「pick up」ではなく一語違いの「pick out」でなければ、「選ぶ」という意味は伝わらないので注意しよう。

<記事/kotanglish (日本ワーキング・ホリデー協会)>

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