2016年10月19日 08時20分

ビジネスに役立つ【英語知識】 丁寧な表現の代表格「would」の使い方

敬語の役割をもつ「would」の使い方を覚えて、ビジネスシーンに役立てよう [拡大する]

敬語の役割をもつ「would」の使い方を覚えて、ビジネスシーンに役立てよう

 英語には、敬語や謙譲語はないといわれるが、丁寧な言葉またはシチュエーションに相応する表現はある。 代表的なのが「would」で、「I would like to 〜(私は〜したいです)」と「I would + 動詞 〜(私は〜いたします)」の2パターンがよく使われる。「would」は「will」の過去形だが、いずれも過去形としては使わないケースだ。

 では、実際に「would」を使った「相談する」を表す例文をみていこう。最初の2つの例文からは、「would like to」と「would + 動詞」のニュアンスの違いをつかんでほしい。

<例文>
I would like to consult with my manager before we make decisions.
(決定する前に、私の上司と相談をしたいです)

<解説>
自分としてはこうしたいと考えている。相手に許可を求めるわけではないが伝えておく、というニュアンス

<例文>
I would consult with my manager before we make decisions.
(決定する前に、私の上司と相談をいたします)

<解説>
自分としては強くそうしたいと考えている、というニュアンス

 ちなみに、「would」を「will」の過去形として使う場合は、次の例文のように「もし、〜ならばこうしていただろう」や「〜すると言っていた」というシチュエーションが比較的多い。

・If I knew about this situation earlier, I would have consulted with my manager before we made decisions.
(もし私がもっと早くに状況を知っていたら、決定する前に私の上司に確認したのに)

・He said that he would consult with his manager before we made decisions.
(私たちが決定する前に、彼は彼の上司と相談すると言っていました)

 このあたりは、形式よりも“それぞれのシチュエーションにふさわしい表現は何か”を優先的に考えたほうが、自然な英語を使えるようになるはずだ。

 仕事で英語を使う場合、基礎的なものから順番に難易度が上がっていくわけではない。自分がよく使う、あるいはよく見聞きする表現を中心に覚えていくといいだろう。

(記事/柏野裕美)

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