2016年04月23日 10時20分
【英会話】知らないと“恥”!? 覚えておきたい敬語&丁寧語
知らないと恥をかく? 知っておきたい敬語&丁寧語フレーズを紹介!
英語には文法的な敬語はないが、目上の人に話すときやビジネスの場で使われる丁寧なフレーズはきちんと存在する。たとえば、「Yeah」の代わりに「Yes please」と言うだけで印象は全く変わる。このような敬語フレーズは、ビジネスシーンを中心に使いこなせていないと、失礼な人だと誤解されてしまう。そこで今回は、英語圏でよく使われる敬語や丁寧語のフレーズを5つ紹介していこう。
【1】That would be great!
英語を話すとき、通常のフレーズを完全文(complete sentences)にするだけで丁寧語になる。
たとえば、「それいいね!」と言うとき、親しい友達であれば「Cool!」や「Great!」などと言うが、目上の人やビジネスシーンで使うのは不適切。「Cool!」と「Great!」を完全文にすると、「That’s cool!」「That sounds great!」となり、これだけでも丁寧な印象を与えることができる。
<例文>
That’s great!
素晴らしいですね!
より丁寧な表現にしたいときは、過去形の「would」を使うと良い。「That would be great.」はとくに便利なフレーズなので覚えておこう。
<例文>
I would love to do that!
ぜひやってみたいです!
【2】I appreciate it.
誰かに対して頼みごとをする際に便利なフレーズが「I appreciate it.」だ。「appreciate」は高く評価するという意味で、感謝の気持ちを表すときに使われる。
たとえば、車で家に送ってくれないかと頼むとき、友達であれば「Can you give me a ride home?」と言えば問題ないが、これを目上の人に使うと図々しく聞こえてしまう。この文には「appreciate」を加えるだけで、とても丁寧なフレーズにすることができる。
<例文>
I would appreciate it if you could give me a ride home.
家に送っていただければとても助かります
丁寧な単語と過去形を同時に使うことによって、さらに丁寧に伝えることができる。また、文章の中だけでなく「I appreciate it.」単体でも使えるので、覚えておこう。
<例文>
Thank you very much. I appreciate it.
ありがとうございます。とても助かります
【3】I’m sorry, but〜
「I’m sorry, but〜」は、相手に反論するときや間違いを指摘するときなどに使えるフレーズ。気の知れた仲であれば、「I disagree.」「I don’t think so.」などと言えば問題ないが、ビジネスの場ではもう少し柔らかい表現を使うほうがいいだろう。そのときに便利なのが「but」だ。反論の前につけるだけで丁寧語にすることができる。
<例文>
I’m sorry to interrupt, but I think you got that information wrong.
話の途中ですいませんが、その情報は間違っていると思います。
さらに、これを【2】で紹介した「appreciate」と併用することも可能。
<例文>
I can give you a ride home.
家まで送ってあげるよ。
I appreciate it, but I think I can take a bus.
ありがとうございます、でもバスで帰ろうと思います。
このように、「I appreciate it, but〜」は何かを丁重に断るときに大変便利な表現となる。
【4】Do you mind if〜?
文の最初に「What」「Can」「How」などを持ってくると、ぶっきらぼうに聞こえてしまいがち。たとえば、「What did you say?」「Can I borrow your pen?」の意味は伝わるが、格式張った場では印象悪く思われてしまう。そこで便利なのが、「Do you mind if〜」や「Could you〜」などの前置きだ。
<例文>
Could you repeat what you just said?
もう一回言ってくれますか?
「but」と同様、前置きを変えるだけで柔らかく聞こえるのがわかるだろう。ちなみに、目上の人に対しては「What did you say?」と言うのではなく、必ず「Could you say that again?」を使うようにしたい。
【5】Absolutely.
最後に丁寧な相づちの仕方を紹介しよう。英語を話すのに慣れてくると「Yeah」や「Uh-huh」などの相槌を使いがちだが、これも親しい友人以外には避けた方がよい。フォーマルな場面で使われる相槌は主に「Right」「Exactly」「Definitely」「Absolutely」の4つ。
「Right.」は「確かに」、そのほかの3つは「その通り!」という意味。基本的にこの4つを覚えておけば問題ないだろう。
日本語より複雑ではないが、英語にもきちんとした敬語は存在する。日常生活では簡単なフレーズを使ってしまいがちだが、相手に好印象を与えられるためにも、今回紹介した敬語フレーズを覚えておいて損はないだろう。
(記事/THE RYUGAKU)
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